また１つ、相撲界と暴力団とのつながりが発覚しました。名古屋場所の入場券を代行販売する「相撲案内所」の１つの元代表者が暴力団関係者だったことが分かり、相撲協会は２１日、この案内所との契約を解除したと発表しました。

　日本相撲協会では、先月、「反社会的勢力とはつきあわない」という内規を設けたことを受け、名古屋場所の入場券を代行販売している「相撲案内所」について、警視庁に相談したところ、１軒の元代表者が「去年１０月まで暴力団に所属していた」と指摘を受けました。

　このため、協会側は２１日付でこの案内所との契約を解除しました。

　「５０年以上も名古屋場所で営業していたので信頼していた」（名古屋場所担当部長・二所ノ関親方）

　協会では、案内所の名前までは公表せず、この案内所が去年、木瀬親方らに維持員席を融通していたかどうかについても一切答えませんでした。（21日18:01）