ディスカウントストア大手のドン・キホーテは22日、ブームとなっている「食べるラー油」を、プライベートブランド(PB=自主企画)の「情熱価格」から売り出したと発表した。素材の香りを引き出したフライドしたニンニクとたまねぎなどの具材とごま油が絡み、サクサクした食感を楽しめるのが特徴。110グラム入りで価格は598円。
「食べるラー油」は、料理にそのままかけて食べられ、冷ややっこや納豆などの薬味のほか、野菜いためやチャーハン、カレー、ラーメンなどの調味料としても合うという。
桃屋が昨年8月に発売した「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が、内食回帰を追い風に大ヒットを記録し、店頭での品薄状態が続いている。これを受け、ラー油最大手のエスビー食品が、今年3月に「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」で追随し、市場が急拡大。ドン・キホーテの参戦で、シェア争奪戦が激しさを増しそうだ。