June
22
2010
あまり関心はなかったけれど、賭博とか黒い人達と！？それだけじゃなくていつも賭けごとしてるってことらしいけれど、相撲の世界も大変だなと思います。歴史がある世界だから、あまり勝ち負けとか強い弱いとかに拘らないで、伝統を守るという方向へ進んだほうがいいと思います。現代のように格闘技にバリエーションが出ちゃうと、純粋にそういう見方はされないだろうし、外国人力士の必要性もまったく感じません。それよりも、ルールの中で伝統を重んじながら、そういう形式の儀式を守ればいい。横綱審議委員会みたいなもので、横綱としての品格がどうの、言っててなんか物凄く空しいというか、当事者ではなくて第三者がこうあるべきだと決めることはなかなかできないでしょう。相撲のあるべき姿は相撲の人たちが決めればいいし、それが支持されない方向ならば、すたれてしまうだけです。伝統行事というのは、そういうものでいいと。もちろん相撲は大変な歴史がありますし、戦国時代も、江戸時代も、力士は特別な地位を与えられていました。そして相撲というのは神事だったわけで、元来格闘技的色合いよりも行事だったと思います。よく相撲は他の格闘技と比べて弱いか強いかなんて話題になりますが、そんなの弱いに決まってます。そういうルールなんですから。そしてルールにのっとって強い身体を追求した結果大柄なほど強いとなる。そもそもルールが違えばまったく別物なので、比較はナンセンスです。だから伝統行事という考え方に徹したほうがいい。そうすれば、もう少し力士を教育したり管理したりできると思うんですけど。
強ければいい・・・こういう考え方は全く危険極まりないです。儲ければいい・・というのと一緒。極端な考え方というのは、誠に不誠実で居心地も悪く、そして嫌らしい。強ければ盛り上がるだろうし人気も出るけれど、強いことは評価の一部だと。それよりもしっかりと伝統を守ってこの行事を受け継いでゆく後継者を育てることが大切で、相撲以外の伝統行事は例外なくそういう方向に重きを置いています。弱くたって面白い力士って一杯いたんだそうで、私なんかでも「突貫小僧 富士桜」なんて大好きでしたけどね。弱かったけど。
賭け事も多少はやるでしょ！？マージャンとかね。でも常識の範囲でやるのが社会人だったり大人だったりでしょう。エスカレートしてまして反社会的な人なり組織とやったりしたら、どう考えても無理がある。外国人力士ばかりだし、1000年の伝統といっても色褪せちゃうし、もう少ししっかりと守らないといけないような、そんな気がします。今回の事件、意外に反響が少ないというか、ワールドカップもやってるし、宮里藍は物凄い活躍だし、みんな飽きちゃったのかもしれませんね。ゴタゴタして人気が無くなっちゃうなんて、他人ごとではないけれど、頑張るしかないですね。こういうのは、胸が痛いです。
Posted by HOSHINO | この記事のURL |