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九州南部 土砂災害に厳重警戒

6月23日 1時24分

活発な前線の影響で、九州南部では先週の降り始めからの雨の量が800ミリを超え、土砂災害の危険性が非常に高くなっています。23日朝にかけて、九州南部では非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は厳重に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、東シナ海から日本の南岸に延びる活発な前線の影響で九州南部では大気の状態が不安定になり、22日夜から断続的に非常に激しい雨が降っています。九州南部では、今月17日からの雨の量が多いところで800ミリを超える大雨となり、鹿児島県と宮崎県では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。23日朝にかけて九州付近を低気圧が通過し、前線の活動がさらに活発になる見込みで、鹿児島県の薩摩・大隅地方と種子島・屋久島地方を中心に、局地的に雷や突風を伴って1時間に70ミリ前後の非常に激しい雨が降るおそれがあります。23日の夕方までに降る雨の量は九州南部の多いところで300ミリと予想されています。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、それに川の増水に厳重に警戒するとともに、落雷や突風にも十分注意するよう呼びかけています。