詐欺容疑:小宮山泰子議員の兄逮捕 宝くじ販売権売却話で

2010年5月24日 20時31分 更新:5月24日 23時18分

小宮山徹容疑者(後部座席手前)を乗せ、警視庁麹町署に入る車両=東京都千代田区で2010年5月24日、伊澤拓也撮影
小宮山徹容疑者(後部座席手前)を乗せ、警視庁麹町署に入る車両=東京都千代田区で2010年5月24日、伊澤拓也撮影

 譲渡が禁止されている宝くじ販売権の売却話を持ち掛け、現金400万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課と麹町署は24日、宝くじ販売会社「ニューロッタリーサービス」(東京都渋谷区)実質経営、小宮山徹(48)=渋谷区東4=と同社社長、橋本憲二(41)=大田区本羽田2=両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。小宮山容疑者は民主党の小宮山泰子衆院議員(45)=埼玉7区=の実兄。捜査2課によると、2人は「だますつもりはなかった」と容疑を否認しているという。

 捜査2課は、小宮山容疑者らが他にも04年以降、宝くじ販売に関連する架空事業への出資話を持ち掛け、3人から計約3億2600万円を詐取した疑いがあるとみて捜査している。

 逮捕容疑は、09年6月、宝くじ販売所1店舗の販売権を1000万円で譲渡するとする契約を板橋区に住む知人の会社役員の男性(45)と結び、400万円をだまし取ったとしている。

 泰子氏は取材に「事実を知ったばかりなのでコメントできない」と話した。【酒井祥宏、川崎桂吾、伊澤拓也】

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