社会
旧滑走路の利用を米軍側に確認へ
(山口県)
アメリカ軍岩国基地の旧滑走路でアメリカ軍がヘリコプターのホバーリングを許可していた問題で県は当面の旧滑走路の利用の仕方をアメリカ軍側に改めて確認することにしている。22日開かれた県議会の総務政策委員会で委員の質問に答える形で県の担当者が明らかにした。アメリカ軍岩国基地では先月29日から新しい滑走路の運用を始めていてアメリカ軍と防衛省はこれまで「旧滑走路については閉鎖し一部を誘導路として使用する」と説明していた。しかし最近になって国が「ヘリコプターが誘導路上でホバーリングによる機能点検を行うことは許可されている」と回答するなど、今回の県議会でも一部の議員から旧滑走路の使い方を疑問視する指摘があった。これに対して県岩国基地沖合移設対策室では「直ちにアメリカ軍側に申し入れることは考えていない」としつつも当面、閉鎖された旧滑走路をどう使用するのかが明確になっていないとして今後、国を通じアメリカ軍側に確認していく考えを示している。[ 6/22 16:21 山口放送]