東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
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<ニュースと更新履歴>
<6月22日>
● 【非実在少年規制】松下玲子都議の都政報告会まとめ
(管理人コメント) 都知事原作の強姦小説に登場するレイプマンが、強姦相手の弱さを嘲笑って自己正当化しているのと同レベルの言い草ですね。
<6月18日>
● 「民主主義の力」が止めた「非実在青少年」条例 (保坂のぶと氏)
(管理人コメント) こんな事言ってますけど、この人は知的障害の女性を輪姦して殺害する「完全な遊戯」、睡眠薬で女子学生を眠らせて強姦する「処刑の部屋」、警察幹部の娘を監禁・凌辱・殺害する様子をビデオで撮影する「聖餐」などといった鬼畜系変態小説の作者ですよ。いずれの作品も年齢制限無し。小学生でも買えます。
(管理人コメント) 「非実在青少年」規制の生みの親である東京都青少年問題協議会メンバーの後藤啓二氏と新谷珠恵氏(都青少協での彼女のトンデモ発言集はこちら)による恨み節。後藤氏のコメントは選挙を意識したものとはいえ、いつも以上にエゲツないですね。海外でデマを垂れ流し続け、日本を児童ポルノ大国に仕立て上げた大戦犯「ECPAT/ストップ子ども買春の会」の顧問としての面目躍如といったところでしょうか。
(管理人コメント) 親御さんは西崎光子都議に御礼のメールを送って下さい。よろしくお願いします。 → 都議会生活者ネットワークのメールフォーム
(管理人コメント) 自民党による青少年健全育成基本法案(旧・青少年有害社会環境対策基本法案)は、草案が発表されてから既に10年近く経過しているのでご存じない方も少なくないと思います。はっきり言ってこの法案は、都条例改正案が生っちょろく見えるほどの猛毒物。漫画・アニメ・ゲームなどの各メディア業界に「青少年有害社会環境対策センター」という天下り機関を設置し、「青少年に有害と思われる作品」を監視・規制していくという無茶苦茶な代物です( 参照 : 日本図書館協会の反対意見 )。
<6月17日>
● 「非実在青少年」規制盛り込んだ条例改正案、都議会が否決 (INTERNET Watch)
(管理人コメント) 皆さん、本当にお疲れ様でした。民主党、共産党、生活者ネットワーク、自治市民の方々には感謝の言葉もありません。皆さん、ぜひ御礼の手紙やメールを送って下さい(規制反対派都議の連絡先)。
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<都条例改正に反対している著名漫画家のコメント>
ちばてつや氏
高河ゆん氏
● 「文化が滅びる」――都条例「非実在青少年」にちばてつやさん、永井豪さんら危機感 (ITメディア)
● 「東京都青少年の育成に関する条例」改正案への反対署名 (大田出版) |
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■ 東京都青少年健全育成条例改正問題についての簡単な解説 ■
<東京都青少年健全育成条例とは?>
正式名称は「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(以下、都条例)です。超大雑把に言えば、「東京都当局が青少年に悪影響を及ぼすと判断した“不健全な作品”(いわゆる不健全図書)の販売を規制する」という条例です。
都条例改正案の担当部署である「東京都青少年・治安対策本部」(幹部らは警察庁から出向してきている警察官僚)による新造語です。都条例改正案の第三章ニ項に出てきます。その定義は「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」です。要するに年齢設定が18歳未満である少年・少女のキャラクターの事になります。また、たとえ成人のキャラクターであっても、外見上が18歳未満であればこの定義に含まれる可能性があります。
東京都の諮問機関「東京都青少年問題協議会」(以下、青少協)です。青少協は、児童ポルノ禁止法で漫画・アニメ・ゲームを規制する必要性を強硬に主張し続けている警察関係団体幹部、キリスト教原理主義団体の顧問弁護士、大学教授、PTA会長などばかりで構成されています。ちなみに青少協で行われた都条例改正案の議論では、数多くの差別発言と暴言が飛び交っていた(例 : 「漫画の規制に反対するオタクは認知障害者である」)事が一次資料で明らかになっており、大きな波紋を呼びました。
漫画、アニメ、ゲーム、映画、小説、つまり全ジャンルです。
※追記 : 都側は小説は除外するとの見解を示しました。しかし現在の都条例でも18歳未満の登場人物の性描写を含んだ小説を規制する事は可能であり、この見解は矛盾しています。
成人向けから一般向けまで全ての作品が規制対象になります。少年向け、少女向け、青年向け、レディース向け、ボーイズラブ(BL)等々、例外はひとつもありません。特に都当局は、以前から成人向け漫画と同じようにBL漫画も問題視している為に(青少協でもBL漫画を批判する声が上がりました)、改正案成立を契機にしてBL漫画を徹底的に締め付けてくる懸念があります。詳しくはこちらのリンク集を参考にして下さい。
18歳未満の少年・少女のキャラクターを表現した声によるセクシャルな演技が含まれるアニメ、ゲーム、ドラマCDなどが、不健全図書として規制される可能性は大いにあります。なお音声までをも規制対象とする事になったのは、キリスト教原理主義団体「ECPAT/ストップ子ども買春の会」の顧問である後藤啓二委員(元警察官僚)らが強く働きかけたからではないか?と指摘されています。その根拠として、「ECPAT/ストップ子ども買春の会」が10年以上前から政府に対し、児童ポルノ禁止法に絵と文章、そして音声を含めるように要求し続けているという事実が挙げられています( 参照 )。
青少協で行われた都条例改正案の議論の中で、都の担当者が「企業ではなく個人が発行している同人誌や同人ソフトを審査し、規制する事は事務的に難しい」といった趣旨の発言をしていますが、何らかの形で規制をかけてくるものと思われます。最も可能性が高いと指摘されているのは、東京都内で同人誌即売会を開催する事への規制です。コミケット準備会もその点を危惧しているようです( 参照 )。
厄介な事にこの規制の影響は全国に及びます。都当局から不健全図書として処断された作品は、流通会社が取り扱わなくなる為に他県での販売が非常に難しくなるからです。これはこの国の特殊な流通事情が原因です( 参照 )。
詳しくはこちらのリンク集を参考にして下さい。都議に反対意見を伝える為の各手段の効果を単純に比較すると「直接陳情>電話>手紙・葉書>電子メール」になります。手紙か葉書を送った方が目に留まる確率が高いです。FAXは厳禁です。都議側に経費的負担をかけるので絶対に止めて下さい。また、地元が東京都の国会議員に対して都条例改正の問題点を指摘する事も効果があるという事です。
※追記 : 3月21日現在、可決という最悪の事態を回避し、継続審議となりました。しかし、これは結論が先延ばしになっただけに過ぎません( 参照 : 山口貴士弁護士のコメント )。 |
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<「非実在青少年」規制問題を更に詳しく知りたい人へ>
● 都条例“非実在青少年”の規制について (藤本由香里氏)
● 山口貴士弁護士(リンク総合法律事務所)による反対意見
● 児童ポルノ法改定と青少年条例改定は昨年来どう連動してきたか (月刊「創」)
● 「非実在青少年」問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?
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<ボーイズラブ規制について>
● ボーイズラブへの規制は若い層や女性、性的少数者への思想統制ではないか (朝日新聞)
● 東京都は以前からボーイズラブやレディースコミックを不健全図書指定しています
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<「非実在青少年」規制を成立させようとしている警察官僚、都議、知識人、キリスト教原理主義団体についての情報 >
● 規制の方針を決定した東京都青少年問題協議会の議事録から : 「漫画の規制に反対するオタクは認知障害者である」
● 「非実在青少年」規制を成立させようとしている警察官僚の倉田潤氏(東京都青少年・治安対策本部長)と冤罪事件「志布志事件」
● キリスト教原理主義団体「ECPAT/ストップ子ども買春の会」(活動母体 : 日本キリスト教婦人矯風会)についての参考資料 ※保守派による同団体批判
● 「ECPAT/ストップ子ども買春の会」代表の発言 : 「いま児童ポルノ法の見直しについて議論に上るのは絵が入るか否かという、極めて限定された視覚要素についてですが、我々は音声とか文章とかも想定しています」
● 猪瀬直樹副都知事「足利事件の真犯人は逮捕されていない→だから非実在青少年規制が必要」
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<「非実在青少年」規制に反対の声を上げたい人へ> |
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< 反対意見の送付先 >
● 選挙区別都議会議員名簿 ※都民の方はここで地元の議員を調べる事が出来ます
● 都議会民主党の重要議員 ※ブログの下にある「以下、現在の政治情勢」を参照
● 東京都選出の民主党国会議員の名簿
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● 都条例改正案の全文と解説
● 日本書籍出版協会と日本雑誌協会による都条例改正反対意見書(PDF)
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月刊「創」7月号 (6月7日発売) 「マンガ性表現規制をめぐる攻防」
「創」誌は昔から漫画やアニメに対する規制の問題を取り上げ続け、規制派を一貫して批判している数少ない雑誌のひとつです。しかし先月号の編集後記によると、この貴重な雑誌も近年の出版不況の煽りを受けて存亡の危機に瀕しているとの事。ぜひサポートをお願いします。
・ 参考資料 : 月刊「創」1998年7月号より 「批判噴出!児童ポルノ禁止法案のどこが問題か」
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<管理人からの注意>
署名TV「架空創作表現規制禁止の法制化を求める署名」への署名の呼びかけが、Twitterを中心にして広がっています。
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