多くのビデオ&オーディオフォーマット に対応したマルチメディアプレイヤー。
一般的に使われているほとんどのメディアファイルを、標準の状態で再生することができます。
指定した区間のリピート再生、再生速度の調整、お気に入りのファイル等を登録できる “ ライブラリ ”、
スクリーンキャプチャ、映像 / 音声 / 字幕 トラックの切り替え、色調補正、回転 / 反転、デブロッキング、
サラウンドエフェクト (ヘッドフォン用)、ノーマライズ、イコライザ、音ズレ補正 等の機能が付いています。
「VLC media player」 は、多形式に対応したマルチメディアプレイヤーです。
主要な
コーデック
を自前で内蔵しているところが最大の特徴で、別途コーデックをインストールしたり
しなくても、デフォルト状態でほとんどのメディアファイルを再生することができます。
実際に対応しているフォーマットは、以下のとおり。
動画
mpg (MPEG1 / MPEG2) / asf / wmv / avi /
divx
/
flv
/
mp4
/ m4v / mp4v / VOB / DVD / VCD /
SVCD / m1v / m2v / ts / mts / m2ts / mkv / rmvb / ogg / ogm / ogv / ogx / webm / mov / 3gp / amv /
mpv2 / dv / vro / tod / gxf / nuv / nsv 等。
音声
CD / wav / wma / mp3 / mp2 / mp1 / ogg / ape / flac / mka / aac / m4a / m4p / ac3 / dts / adts /
spx / oma / oga / tta / wv / mid / rmi / snd / aob / mod / s3m / voc / vqf / xa / xm / a52 / it / aif / au /
amr 等。
プレイリスト
m3u / pls / cue
さらに、各種ストリーミングファイルや、
ISO イメージファイル
の再生にも対応しています。
対応形式一覧
(英語)
主な機能には、プレイリスト※1、ライブラリ※2、アスペクト比変更、再生速度調整、指定した区間のリピート
再生※3、スクリーンキャプチャー※4、デブロック※5、音ズレ補正※6、クロッピング※7、インターレース解除、
常に最前面表示、映像 / 音声 / 字幕 トラックの切り替え※8、ブックマーク※9、特定場面 (特定時間) への
ジャンプ、メディア情報の表示※10... などがあります。
※1
再生コントロール上の
ボタンをクリックすると表示される。
通常、プレイリストはメイン画面とドッキングして表示されるが、メニューバー上の 「表示」 →
「プレイリストをドッキング」 から分離させることができる。
尚、プレイリスト内のファイルをインクリメンタルサーチする機能も付いている。
※2
よく使うファイルやフォルダを、まとめて登録しておくことができる倉庫のようなもの。
プレイリストの左メニューにある 「メディアライブラリー」 からアクセスすることができる。
ファイルやフォルダは、ライブラリ上での右クリックメニューから追加する。
※3
「表示」 → 「拡張制御」 をクリックして (再生コントロール上に) 表示される
ボタンを使い、
区間指定を行う。
(最初にこのボタンをクリックした地点が 「A」 に、次にクリックした地点が 「B」 になる)
※4
スナップショット機能。
出力できるフォーマットは、png / jpg。
あらかじめ、「ツール」 → 「設定」 → 「ビデオ」 を開き、右側の 「ビデオスナップショット」 欄で
キャプチャした画像の出力先ディレクトリ&フォーマット を設定しておく。
※5
「後処理」。
ブロックノイズを低減したりする画質補正機能。
※6
「ツール」 → 「トラックの同期化」 を開き、「オーディオ / ビデオ」 欄で調整する。
音声が遅れている場合は 「-0.500」 のように負の値を、音声が先に聞こえてきている場合は 「0.500」 の
ように正の値を入力 → 右上の
ボタンを押す。
※7 動画のフレームを、上 / 下 / 左 / 右 端から指定したピクセルサイズ分だけ削り取る機能。
(単なる再生エフェクトなので、動画が実際に編集されてしまうわけではない)
※8
DVD 用の操作メニューもある。
(メニューバー上の 「再生」 から)
※9
特定場面へのショートカットを登録する機能。
※10
タグ情報、オーディオ / ビデオコーデック、
解像度、サンプルレート 等。
また、色相 / コントラスト / 明るさ / 彩度 / ガンマ といった色調を補正する機能や、回転 ・反転 / シャープ /
色逆転 / モーションぼかし / ノイズ / パズルゲーム※11 / テキスト追加... といった動画エフェクト機能も
付いていたりします※12。
※11
フレームを、パズルのように指定した縦 × 横マスに分割&並べ替えする機能。
※12
これらの機能は、再生コントロール上の
ボタンをクリックして表示される 「調整とエフェクト」
画面上で使用&設定することができる。
音声に関しては、イコライザー、サラウンドエフェクト (ヘッドフォン用)、ノーマライズ※12、トラックゲイン /
アルバムゲイン※13、スペーシャライザー※14、ステレオ反転 等の機能が用意されています。
※12
音量を、歪まない程度まで上げたり下げたりする機能。
※13
“ トラックゲイン ” は、ファイルの音量を単純に均一化する機能。
“ アルバムゲイン ” は、登録された各ファイル間の音量差を壊さずに最適化する。
※14
リバーブのような音響効果。
そのほか、動画の音声 / 映像 を無効にする機能や、画面をウインドウ枠と再生ビューのみの表示に
する 「最小化表示」※15、各種ビデオフィルター / オーディオフィルター※16 などの機能も付いています。
※15
元に戻す時は、画面上で右クリック → 「表示」 → 「最小化」 のチェックを外す。
※16
「ツール」 → 「設定」 を開き、左下の 「設定の表示」 を 「すべて」 に切り替えることで、詳細な設定を行えるようになる。
ちなみに、
スキン※17
もあります。
※17 スキンの適用方法は、次の通り。
- 上記ページ上で、気に入ったスキンをクリック。
- 選択したスキンの概要ウインドウが表示されるので、「Download」 をクリックしてスキン (「.vlt」 )を
ダウンロード。
- ダウンロードしたスキンを、VLC のインストールフォルダ内にある 「skins」 フォルダ内へコピー。
- VLC を起動し、メニューバー上の 「ツール」 から 「設定」 を開く。
- 左メニューの 「インターフェース」 を選択し、右側の画面で 「カスタムスキンを使用」 にチェック。
- 「スキンリソースファイル」 欄の 「選択」 ボタンをクリックし、入手した 「.vlt」 ファイルを指定する。
- 画面右下の 「保存」 ボタンをクリックし、「vlc.exe」 を再起動させればOK。
- スキンを戻す時は、画面上で右クリック → 「インターフェース」 から 「設定」 を開き、右側の画面で
「ネイティブのスタイルを使用」 を選択 → 下部の 「保存」 ボタンをクリックし、「vlc.exe」 を
再起動させればOK。

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