日米の医療現場の相違点

我が国の医大、医師、医療現場等の在り方と倫理観
先生、この度は返信が遅れてしまい大変失礼な事を何卒お許し下さい。
３０代との事で一番何の仕事でもご活躍出来る時ですね。確かに私自身も我国の事を自らが東京生まれの東京育ちで悪く言いたく無いのです。先生の仰せの通り、日本人の手先の器用さは欧米人も当然認めてるところでございます。それは、某米国医大に来られた東大医学部卒のお偉い先生も同様な事を仰ってました。私が残念なのはその優秀なる人材の周囲を取り囲んでる組織や中央行政、そして中には二世医師等の事であり折角持ち備えている倫理観やその技量を超越する様な組織は良い組織とは言えないと言いたかったのが本音です。事実、私の知人でしたが当初医師、看護師に成る際は人命の為に働くと言う志を持ってたにも関わらず、全く反対の事をしている方、看護師等に関しては何と風俗業に迄手を出す有様。勿論、日本だけに言える事ではありませんけども、これらが目に多々入って来る事に倫理観と言う言葉を発してしまいました。私は、毎年献血に一度も行かなかった事はありませんし、それは国民と言うよりも人間としての義務だと思ってます。しかし、それを管理統括されてる某看護大学の先生等がJAICA等の助成金で海外に行かれては、その度にまるで旅行にでも行って来られた様に「二週間程、バリに行って来たので民族衣装をまた入手出来たのでオークションで高く売ろうかしら、云々」等もっての他であると思われませんでしょうか。何卒、先生の様な素晴らしい倫理観と毅然とした気持ちを維持して自己研鑽されてる様な方が一人でも多く我国の医療現場に登場する事を夢見て止みません。失礼を申し上げた事をお許し下さい。

私は、悲しい事に我国の医療現場のずさんであり、極めて特殊な世界である感じて成りません。また、行政当局や医師会等もっての他であり、疑問点が多過ぎて言い切れません。
先日、某僻地（小島ですが）で８１歳にも成る先生が一人でナースも居ない状態で頑張ってるその姿こそが医師の基本ではないでしょうか。
実際には、都内の大学病院等では、多くの高額な医療機器を売り込みに来られる方々と各部署の部長を始め、教授等が誘われて、大学病院や金持ちな総合病院等にその様な高額な医療機器を入れて、それを売り文句に患者を集める。実際、その病院の医局に居られる医師等のスキルは一体どうなのか？？？
私は、最近厚労省で提案された医師の更新制度等も撤回された面に関しても医師会等からの種々成る圧力が政治家に在った事も耳にしました。
殆どの国民が持ってる運転免許証でさえ更新制度があるし、米国でもあるにも関わらず、人命を預けられる病院、そしてその命を実際に診る医師が更新制度が無いのはおかしいと思いませんか。私自身の知ってる数名の医師等は甚だ素人と言っても良い程に看護師に叱られる様な医師も居るのが実情です。その言い訳が専門医制度の為の学会と言っても名ばかりで、実際に私が質問をしてもほとんどちゃんとした回答が出来ない医師が偉そうぶってる中でこの医療現場は、果たして世界的レベルとしてグローバル化出来る事には大変危機感さえ感じてるのが本音です。如何でしょうか。

私事、高橋洋一は昭和２８年生まれのオジさんと言われてる本業は音楽家です。しかし、最近は我が国の某医学系学会に所属して非常に矛盾を感じたのが実情です。
米国に、留学したのが１９７４年１月で当時は、ベトナム戦争終結頃で日本人に対しても冷たい米国人も少なく無かったのが実情でした。また、留学先がボストンと言う米国内でもその頃では、特に保守的な所でもあったのも一理ありました。当初は、音楽大学を希望して結果的に既に国内ではプロの仕事をしてたので、８セメスター（４年制の場合）の内、５セメスターから入学出来たので、結果的には２年間程で卒業出来た為、その後ハーバードメディカルスクールに挑戦しました。
しかし、その場で経験した事を実際には帰国後音楽の仕事をNHKを始め民放各局の仕事をした後に、バブルがはじけてから仕事の依頼の減少も手伝って、医学に再度目覚めた訳です。
しかし、現実的に東京生まれの東京育ちであった私としては、とても残念だったのは、米国内に居た際には、日本の医学はとても素晴らしいと賞賛されてた事を思いだしました。しかし、実際には、医大も高校３年生位に成ると、公立医大目指してゼミに通い何だか志しよりも医大に入学する事が目標の如く、親御さんが考えてる教育現場には全く寂しい気分に成るだけで、我が国の医大、医療等に関しての考え方が変わったのも事実です。特に言える事は、日本の医療現場、即ち医局内の閉鎖的なまるで明治時代にでも戻ったかの如くと言った気分です。
この様な勝手な事を言ってる私に対して何等かのご意見があったら是非反論して頂きたくお願い申し上げたい次第です。