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凍りつく社員 暴走車ボンネットへこませガラス割れても人をひいた

 早朝の広島市・マツダ宇品工場に突然、車のエンジンとにぶい衝突音とともに悲鳴が上がり、出勤する社員らは凍り付いた。

 1人、2人…東正門付近で人をはねた青のマツダ・ファミリアは敷地内へ突進。次々と歩行者をはね飛ばした。衝突を繰り返し、ボンネットをへこませ、フロントガラスが割れたまま車は敷地内を縦横無尽に走った。止めようにも自分がひかれると思うと、誰も動けなかった。

 車は川を渡る橋を抜け約2キロ東の本社工場へ。ここでも人をはねながら敷地内を周回するように、暴走。走行距離は数キロに及んだとみられる。

 工場の男性従業員(26)は「時速は60〜70キロぐらい出ていた。敷地内でこんなことが起こるとは…」と声を震わせた。

 別の従業員によると工場の始業は午前8時15分。当時は出勤時間帯で、通勤に車を使う人もいることから、出入りは多かったという。

 広島県府中町のマツダ本社には10人ほどの警察官が社員らに事情を聴くため慌ただしく出入り。工場見学などに訪れた一般客が心配そうに見守った。正午前には事件の説明を受けるため、被害者の家族らが本社に集まったが、一様に沈痛な表情で、記者団の呼び掛けにも応じず中に入った。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年06月22日 11:20 ]

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