外貨稼ぎでも貢献…北朝鮮代表が既に９億円超確保

　韓国の聯合ニュースは２０日、サッカーＷ杯南アフリカ大会に出場したチームには、仮に１次リーグで敗退しても国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）から多額の賞金などが振り込まれる仕組みで、北朝鮮代表も既に９９６万ドル（約９億３００万円）を確保し、外貨不足に悩む同国に貢献しそうだと報じた。

　共同電によると、参加チームすべてに支給される準備金が１００万ドル。賞金は１次リーグで敗退し決勝トーナメントに進めなくても８００万ドル（約７億２０００万円）に上り、選手への手当もある。北朝鮮代表が仮にベスト１６入りすれば賞金は計９００万ドル（約８億１５００万円）となり、ベスト４なら１８００万ドル（約１６億３０００万円）にまで膨らむという。

　聯合ニュースはまた、北朝鮮代表が今回のＷ杯出場を契機に、イタリアのアパレルメーカー「ＬＥＧＥＡ」と約４９０万ドル（約４億４５００万円）のスポンサー契約を結び、今後４年間、ユニホームなどの提供を受けることになったと報じた。

　北朝鮮は前回Ｗ杯に出場した１９６６年イングランド大会では、当時アジア勢最高のベスト８入りを果たしている。

[ 2010年06月21日 ]