日本でも注目！アフリカ雑貨店でブブゼラ完売

　ブブゼラは南アフリカの民族楽器で、長さ１メートルほどのラッパの一種。霧笛や象の鳴き声のような音が出る。４万人以上収容のスタジアムで一斉に吹き鳴らされる騒音は、１３０デシベルを超えるとされる。

　一般的に飛行場の近くの公園で、着陸に向かうジェット機の真下で聞くエンジン音は１００〜１２０デシベルとされ、騒音・音響を研究している小林理学研究所によると「人間が音として聞こえる限界が１３０〜１４０デシベルとされる。それ以上は痛覚など、ほかの感覚になる」。大きな音を長時間聞いていると一過性難聴になる場合もあり、耳栓や耳当てなどでの保護は有効な手段。

　Ｗ杯開幕後、ブブゼラは日本でも注目され、インターネットで販売していたアフリカ雑貨販売店では完売に。また、ブブゼラの大音量を再現できる「ｉＰｈｏｎｅ」のアプリが世界中で人気急上昇。今月１１日から英国、ドイツ、フランスなどの利用者が増え、ダウンロード数が１００万回を超えるヒット作もある。

[ 2010年06月17日 ]