庄野真代“路上ライブ”で熱唱＆アピール

参院選に出馬する庄野真代は、街頭演説で自身のヒット曲「飛んでイスタンブール」を熱唱 Photo By スポニチ

　大勢の人が行き交う夕方のＪＲ新宿駅東口前。庄野真代（５５）はマイクを手に「懐かしい思い出をよみがえらせていただきましょう」と言うと、「飛んでイスタンブール」をカラオケで熱唱。間奏ではステージでのＭＣさながら「参院選にチャレンジすることになりました」とあいさつ。出馬の決意を述べると、今度は同曲のラテンバージョンも披露。まるで路上ライブだ。

　同曲は７８年に大ヒット、約５０万枚を売り上げた。中高年の反応は大きく、驚いて足を止めるサラリーマンや女性の姿も。しかし若い人の多くは本人の前を素通り。庄野も「まだ生まれていなかった方もたくさんいると思いますが」と苦笑する。

　これまで都心の駅前など人が多く集まる場所を中心に街頭演説。必ず同曲を歌い、「飛んでイスタンブールの庄野真代です」を連発する戦術だ。

　陣営は「大きな組織も支援団体もなく、どうやって名前を書いてもらうか躍起になっている。浮動票の多い大都市を回って名前を浸透させるしかない」と説明。庄野は「この曲は私の財産。歌は心に直接響くと思うので、この方法でこれからもやっていきたい」と話した。

[ 2010年06月21日 ]