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2010年6月21日(月) 19:25 |
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アカウミガメ、理大研究チームが調査
岡山ではこれまで遺跡以外で確認されていない絶滅危惧種・アカウミガメの骨が、倉敷市児島沖の島で発見されました。 死後半年前後のものとみられ、岡山の海でもアカウミガメが生息しているのではと期待が集まっています。
今回、アカウミガメの骨が見つかったのは、倉敷市児島沖に浮かぶ無人島・釜島の砂浜です。 考古学愛好家の竹内さんが去年、今年と相次いで見つけ、更に骨が見つかるのではと、21日岡山理科大学の富岡教授の研究チームによる調査が行われました。 環境省の絶滅危惧種に分類されているアカウミガメです。 主に国内で見掛けるのは東アジアと北米大陸を行き来する個体ですが、産卵地は限られており国内では稀にしか見ることが出来ません。 特に、太平洋から奥に入った瀬戸内海の岡山・広島では、これまで遺跡以外で発見されたことはありませんでした。 21日の調査で見つかったのは、先日見つかった個体と同じものと見られるアカウミガメの骨7つです。 甲羅に付着した油の程度から死後半年前後と見られ、このことで岡山周辺にもアカウミガメが生息している可能性を秘めています。 岡山近辺でも産卵が行われているのではと期待を持たせてくれるアカウミガメの骨の発見です。 富岡教授は生きている個体を見つけたら是非連絡を寄せて欲しいとしています。
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