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【政治】

10年度国家1種試験は20倍超 採用減、志望増で

2010年6月22日 09時02分

 人事院は22日、中央省庁の幹部候補となる2010年度国家公務員1種試験の合格者を発表した。政府の採用数削減方針で合格者数は09年度比180人減の1314人。景気の不透明感による民間の採用抑制傾向で志願者が増えたこともあり、競争率20・5倍の「狭き門」だった。

 倍率が20倍超となるのは02年度の23・0倍以来。女性の合格者は272人で09年度より28人減ったが、総数が減少したため合格者に占める割合は過去最高だった09年度を0・6ポイント超える20・7%となった。合格者は省庁の面接などを経て531人が採用される。

 法科大学院からの合格者数は過去最高の92人(09年度71人)で、人事院は「中央官庁が法科大学院生のインターンシップを受け入れるなどした効果が出た」としている。「行政」「法律」「経済」の3区分に限った合格者は709人だった。

(共同)
 

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