西日本新聞

口蹄疫で種雄牛6頭避難 宮崎県が例外措置

2010年5月13日 13:43 カテゴリー:科学・環境
口蹄疫の感染防止のため、消毒用石灰がまかれた宮崎県家畜改良事業団の正門付近=11日、宮崎県高鍋町

 宮崎県は13日、口蹄疫発生を受け、宮崎県家畜改良事業団(同県高鍋町)で飼育されている種雄牛6頭を、約60キロ離れた同県西米良村の仮設牛舎に避難させると発表した。同日中に移動を完了させる。同事業団は感染拡大防止のため設定された家畜の移動制限区域内にあるが、県は「宮崎牛ブランドを維持するための例外措置」としている。

 6頭は、動物衛生研究所の関連施設による遺伝子検査で、口蹄疫に感染していないことが確認されている。

 県などによると、事業団は1973年に設立され、種雄牛計55頭を飼育。精液を採取して凍結保存し、年間約15万本を県内向けに出荷しているが、うち約9割を今回避難させる6頭の精液が占める。「宮崎牛」ブランドとして生まれる肉用牛の子牛のほとんどは、6頭の精液を使った人工授精で生まれているという。

 県は家畜伝染病予防法に基づき、口蹄疫の疑い例が出た川南町の農家から半径10キロ以内を移動制限区域に設定、事業団も同区域内にある。西米良村に6頭を移動させた後も、精液の出荷は当面自粛するとしている。

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