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フィリピンで収監の日本人、16年ぶり釈放

6月22日1時42分配信 日本テレビ

 麻薬所持の罪で死刑判決を受け、フィリピンの刑務所に収監されていた日本人男性が21日、大統領恩赦により、逮捕から16年ぶりに釈放され、入国管理施設に移された。男性は一貫して冤罪(えんざい)を訴えていた。

 釈放されたのは鈴木英司さん(54)で、21日にマニラ郊外の刑務所を出て、入国管理施設に移された。鈴木さんは94年、フィリピン中部のバコロド空港で飛行機に乗ろうとしたところ、大麻1.5キログラム入りの菓子箱を所持していたとして逮捕された。鈴木さんは一貫して「お土産として渡されただけ」と、無実を訴えてきたが、麻薬所持の罪で死刑判決を受けて収監された。

 これに対し、日本では、鈴木さんを救う国会議員の会が発足するなどの支援活動が行われ、その後、終身刑に減刑されていた。そして、21日、大統領恩赦により、逮捕以来16年ぶりに釈放となった。

 鈴木さんは入国管理施設に移されていて、今後、罰金を払うことと引き換えに国外退去処分となり、日本に送還される見込み。

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最終更新:6月22日1時42分

NNN24

 

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