メッシ倒されマラドーナ激怒、中国人「それにつけてもわが国は…」

　アルゼンチンのマラドーナ監督が切れた。韓国の許丁茂監督を怒鳴りつけ、渾身（こんしん）のゼスチャーで憤懣（ふんまん）をあらわにした。サッカーのFIFAワールドカップ（W杯）で、現地時間17日午後に行われたアルゼンチン−韓国戦。まな弟子のメッシ選手が韓国選手に強引に倒されたとして、怒りが爆発した。中国のスポーツ情報サイト、体育網が報じた。

　マラドーナ監督の日ごろの言行からして、いかほど「上品」な言葉を発したか想像はつく。残念なことに、ブブゼラの大音量にかき消され、「マラドーナ語録」への追加は不可能だった。

　韓国の許丁茂監督も負けなかった。「もうやめろ」、「相手にしないぞ」と身ぶりで示す。実は、マラドーナ監督と許監督の対立には“歴史”がある。両者とも1986年のメキシコW杯に選手として出場。許選手は試合中終始、マラドーナ選手をマークしたが、マラドーナ選手の粗暴さに悩まされつづけたという。許監督は往年の「サッカーの王様」に対しても、無用の遠慮はしなかった。両者の「因縁」が、弟子同士の戦いで再燃した格好だ。

　しかし、同ニュースを報じた体育網のコメント欄には、監督対決を論じた書き込みは少なく、自国の中国チームの現状を批判し、嘆くコメントが多い。中国のナショナルチームは解散してしまえと罵る（ののしる）声や、（中国がやっているのは）サッカーでなく大昔の蹴鞠（けまり）など、厳しい意見が目立つ。（編集担当：如月隼人）

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