高嶺議長がオバマ大統領へ親書 ルース駐日米大使に託す

2010年6月21日 11時08分この記事をつぶやくこのエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録
(21時間42分前に更新)

 高嶺善伸県議会議長は21日午前、来県中のルース駐日米大使と県議会で会談し、米軍普天間飛行場の問題で名護市辺野古への移設を断念するよう求めるオバマ米大統領あての親書を手渡した。ルース氏は「必ず親書をホワイトハウスと大統領に届けたい」と応じた。

 高嶺議長は23日の慰霊の日と平和の礎に米国人の戦没者も刻銘されていると言及。オバマ大統領の来県も要望した。

 高嶺議長はルース氏がオバマ大統領の信頼が厚いと聞いていると述べた上で、同飛行場の代替施設を辺野古に強行するなら、在沖米軍基地の今後の運用が困難になることも予想されると盛り込んだ親書を送った。

 会談は冒頭を除いて非公開。会談後、記者団の取材に応じた高嶺議長によると、会談の大半は高嶺議長と同席した玉城義和副議長が基地問題についての県議会の立場や県民世論を説明。ルース氏は「嘉手納以南の基地の整理縮小に取り組んでいく」と述べるにとどまったという。

 ルース氏は今後も頻繁に来県したい意向も示した。

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