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【大相撲】琴奨菊も野球賭博に関与2010年6月21日 紙面から 大相撲の野球賭博問題で、幕内の琴奨菊(26)、十両の清瀬海(25)、千代白鵬(27)が新たに関与を認めていたことが20日、分かった。阿武松部屋では、元十両の幕下力士10人が関与を認める上申書を日本相撲協会に提出していたことも判明。これで、野球賭博に関与した関係者は、7部屋で20人が判明した。協会は21日午後、臨時理事会を開き、上申書を提出した全員の実名を公表するかなどを協議する。 本紙の取材で、新たに野球賭博に関与していたことが分かったのは、佐渡ケ嶽部屋の琴奨菊と北の湖部屋の十両の清瀬海。日本相撲協会に野球賭博への関与を認める上申書を提出し、この日までに警視庁の事情聴取を受けていた。 琴奨菊は、琴光喜と同じ佐渡ケ嶽部屋。若手の有望株の人気力士だけに、日本相撲協会のショックは大きい。清瀬海は木瀬部屋に所属していたが、師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)が名古屋場所の維持員席を暴力団に流していたとして、先月27日に部屋を一門預かりとする処分を受け、北の湖部屋に受け入れてもらっていた。北の湖部屋は出羽海一門で、同じ一門では、境川部屋の豊響らも野球賭博にかかわっていた。 一方で、九重部屋からも野球賭博に関与した力士が発覚。九重親方は現職理事。協会理事が親方を務める部屋からの野球賭博関与は初めてとなった。また同日夕、フジテレビが、花札、マージャンの博打をしていたとの上申書を相撲協会に提出していた雅山(32)が警視庁の事情聴取を受け、野球賭博への関与を認めたと報じた。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が親方を務める部屋でも野球賭博が行われていたとなると、理事長の責任追及も厳しいものになる可能性がある。
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