宮崎県内でウイルス性家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に感染した牛が見つかった問題で、県は23日、新たに川南(かわみなみ)町と都農(つの)町の計2頭の牛に感染の疑いがあると発表した。都農町の1頭は水牛で、同県で今回、水牛に感染の疑いが出たのは初めて。
県畜産課によると、川南町の農家は牛75頭を肥育。22日に3頭に初期症状が出て、うち1頭が遺伝子検査(PCR検査)で陽性と判明した。都農町の農家は水牛42頭と豚2頭を肥育。水牛9頭に下痢などの症状が出て、うち1頭で陽性反応を示したという。
これで同県では、両町で計16頭の牛に感染の疑いが出て、3頭の感染が確認されたことになる。
=2010/04/24付 西日本新聞朝刊=