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「緑のダム構想でビジョン策定へ」 三日月副国交相の就任会見 

2010/06/18 

 三日月大造副国土交通相は17日の就任会見で、今後の治水対策をめぐり「ダムに頼らず、河川の中だけにとどまらない治水対策は歴史的な使命だ」と強調した。その上で、農林水産省などと検討を進めている緑のダム構想について「法律で対応すべきかどうかを含め関連施策を再整理しているところ。固まった段階で一つのビジョンとして発表したい」との意向を表明した。
 都市計画制度の見直しについて三日月副国交相は、「少子高齢化や地球温暖化といった日本の制約要因に対応していくためには、極めて重要なテーマ」との認識を示しつつ、「集約型のまちづくりや民間の知恵と資金を活用したまちづくりを進めていくための制度を検討する」と述べた。
 交通分野の基本理念や各主体の役割を明確化する交通基本法の制定に向けては、「移動する権利を保障することが重要だが、権利には義務、義務には費用が必要となる。絵に描いたもちに終わらせることのないよう、公共交通の支援策や交通インフラの在り方などを含め、さらに議論を重ねていきたい」と話した。


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