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[19607] 一発ネタとか短編を集めた作品集
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 21:57

これまでに書いてきた一発ネタや短編を集めてみた。

これからも書き足していこうと思うのでよかったら読んでみてください。



[19607] 【一発ネタ→ネタ短編連作】憑依者いっぱい 間違いなく続かない→続いちゃった
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 21:57
朝起きると幼女になっていた。

「マスター本日のご予定は」

そしてロボット娘に起こされて朝食を食べている。

「なあ茶々丸。私の名前はなんだ」

「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルです」

俺、男だったはずなんだけどな。

茶々丸のご飯マジうめえ。








どうやら俺の人生は麻帆良で過ごすと言うことに決定したようだ。

しかも、呪いかかってるから麻帆良の外に出れないし。

原作やらなにやら考えてみたのだが、俺がエヴァになったことによる変化とか難しいことはわからんので考えるのをやめた。

いつまでも家にいても仕方ないので散歩に出ることにした。

茶々丸が「マスターが外に・・・ついにヒキコモリと呼ばれる人種からの進化を」とか言っていた。

今日は日曜日らしいから明日からはちゃんと学校に行こう。

ふらふらと当てもなくさまよい歩いているわけなんだが、麻帆良はとても広くいろんなものがあるのでなかなか退屈しない。

「お姉さん!ぼかぁもう!!」

そうそう、こういうナンパしてるやつも・・・って横島!!

「なんで横島がここにいるんだ!!」

「ん?なぜエヴァが俺の名前を?」

「なんでお前がいるんだ!作品が違うだろう!!」

まさかここはGSクロスの世界だとでも言うのか。

「作品?はっ!!お前もまさか憑依者か!!」

「お前、も?」





ベンチに座って横島?と話をしていたんだが、どうやら横島も憑依者らしい。

ある日気づくと横島になって麻帆良にいたんだとか。

そして、そこに来たタカミチに捕まって、なんやかんやで学園で生活することになったとか。

文殊の使い方とかはなんとなく分かったとか。

「ちなみに士郎とか恭也に、パピヨンや、東方不敗とかもいるぞ。

俺が知ってるだけでも憑依者は10人くらいはいる。

みんな仲良くやってるぞ」

士郎は喫茶店のマスター。

恭也は木乃香のボディガードの一人。

パピヨンはなんか時々学園に現れる妖精的なポジション。

東方不敗は清掃のおじさんらしい。

頭が痛くなってきた。

学園長も最近「これ以上わけのわからんのを増やさんでくれ」とか言ってたらしい。

「まあお前ものんびりやったらいいんじゃないか?」

いや、俺の場合は原作とかすごい心配なんだけど。

俺ネギと戦ったりしないといけないんだぞ?

「原作には憑依者全員で関わることに憑依者組合の中で決定してる」

まあ俺は麻帆良から出れないから麻帆良の中だけの行動だけどね。

「お前もそのうち文殊とかルールブレイカーとか試してみるから。

できるかどうかはわからんけど」

まあ麻帆良から出れるようになるならうれしいけど、魔法協会的にはそれ大丈夫なのか?








魔法協会の偉い人達は東方不敗の怒声の前に敗れ去り、俺の解放を黙認することになりました。

そして、俺はどうやらYOKOSHIMAだったらしいあいつの文殊で解放された。

最近は休日に外に出て茶々丸と買い物するのがお気に入りです。

授業?

もちろん毎日出てるよ。

成績は真ん中くらいだけど出席日数は完璧。

憑依してから一度も休んでない。

新田先生に「マクダウェル、ようやく私の教育が伝わったのか!」と感激された。

そういえば、ガンドルフィーニ先生も憑依者だったらしく、こっそり一緒に飲んだ時に「なんで俺だけこんなやつに憑依したんだろう」とか遠い目で言われた。

まあ嫁さんいるしいいじゃないかと言ったら、どうやら嫁さんはメシマズらしい。

そいつはご愁傷さまです。

学校が終わり下校していると、時々近くで一番高い建物の上にパピヨンがいる。

みんながパピヨンーとか叫ぶと「もっと愛を込めて!」とか言っているのを見ることがある。

麻帆良の妖精らしい。

東方不敗も超級覇王電影弾で学園を飛び回りながら、下に落ちているゴミを消滅させて掃除をしている。

時々ミスって地面を削ってしまうのが困りものだとか。

あとは木上に登り降りられなくなった猫をマスタークロスで捕まえたり、ゴミをポイ捨てしようするヤツらに石破天驚拳をくらわしている。

あと、まだネギはこっちに来てないらしい。

明日に来る予定だとガンドルフィーニ先生が言っていた。






「はじめまして、ネギ・スプリングフィールドです」

俺は本当にこいつと戦わないといけないんだろうか。

まあ正直、解放されて時間制限も無くなった今では負ける気は全くしないけど、やっぱり負けた方がいいのかな?

「ネギ先生!質問質問!!」

「だが断る!このネギ・スプリングフィールドが好きなことは「お前もかーーー!!」なに!貴様新手のスタンド使いか!」









[19607] 例えばこんなスクナ戦 憑依者いっぱい第2話
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 22:14
やあ、封印が解けたせいで最初から京都に連れてこられたエヴァだよ。

嫌だと言ってごねたんだけど、東方先生に怒られて連れてこられた。

結局修学旅行の日に予定の入ってない憑依者は全員来たらしい。

ちなみに恭也は風邪をこじらせてこれなかった。

40度の熱で意識も無いらしい。



今はどこかって?

今は関西呪術協会にいる。

ここまで来るまでは正直楽勝だった。



電車の中はカエルが邪魔なだけで問題なかった。

清水寺の酒も楽しませてもらった。



ホテルでの千草・月詠VS士郎

「式神の貯蔵は十分か?」

「ひえええ~!なんやなんや!!」

「あの兄はん強いな~。けど、剣を飛ばすなんか非常識やわ」


そのころの碇シンジ(スーパーシンジではない)と東方不敗。

「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ」

「シンジ!まだトイレに入っておるのか!

はやくせんか、漏らしてしまうではないか!!」

「憑依しても初号機が無いんじゃどうしようもないじゃないか~!!」





映画村では木乃香の護衛にパピヨンをつけておいた。

「残・念」

木乃香に向けて発射された式神の矢をあっけなく防いでいた。

なぜか口に受け止めて。

そして噛み砕いた。

「ん・まあ~い」

「あ、あんさんら一体何者なんや!!化物か」

「化物じゃなくて超人さ。

それにしても、それで勝とうなんて可笑しくて吹き出してしまいそうだ!」

ピッとポーズを取り千草を指さす。

やや後ろのめりなため股間のモッコリが強調されていた。

「ひいいいい!!」

千草はいろんな意味で恐れて式神にパピヨンに向かってもう一度矢を撃たせた。

今度はパピヨンが防ぐこともしなかったのだが、全くの無傷だった。

「意外とイタいけどちょっと カ・イ・カン(ハート)」

「ひ、ひええええええ!!」

「お前はそこで今しばし自分の無力さに打ちひしがれてろ。

じゃあここからのパーティは、2次会『憑依超人ホムンクルスパピヨンの生誕祭』だ!!」

千草は恥も外聞も無く逃げ出した。





あと、ネギは小太郎と戦わなかった。

代わりに東方不敗が戦っていた。


東方不敗は小太郎の狗神を喝と叫んだだけで消し飛ばした。

「だぁからお前はアホなのだぁ!

今更なんで狗神に頼ろうものかぁ!

来い!

貴様も武闘家ならば、自分の体で闘わんかぁ!!」

「くそっ!わかったわ!

俺も男や。意地を見せたるわ!!!」

「その心意気や良し!!」

小太郎は必死に殴りかかるものの、拳は東方不敗の体に触れることは無かった。

そして、ただの一撃で小太郎は地にひれ伏した。

「なんでや、なんでそんなに強いんや!!」

「知りたいか、ならば勝負の二文字をもって教えてくれるわ!」

東方不敗は既にライフポイントが0の小太郎に追い打ちをかけた。

その後、なんやかんやあったらしく小太郎は東方不敗に弟子入りしていた。

「流派!」

「東方不敗は」

「王者の風よ!」

「全新」

「系列!」

「「天破侠乱!」」

「「見よ!東方は赤く燃えている!」」

なぜかその後二人でわざわざ夕日を見に行っていたらしい。

「美しいな・・・」

「ああ、すごいきれいやわ・・・」







そんなことがあって総本山に来た訳なんだが。

「ふははは!星矢もっと飲め!

それともそれが限界か?」

「なっ!聖闘士をなめるな!!」

「ふはは!!なかなかやるではないか!!」

「こっちも酒~」

「足りないぞ~!!」

ダメだこいつら。

なんか飲んでばっかりだ。

すでに出来上がっている。

俺はしかたないのでネギのところで今後について話すことにした。




「で、これからどうするんだ?

正直このメンツならスクナとか倒せるだろうけど一応。

まあ木乃香が攫われないのが一番だろうからそのへんを」

今木乃香は星矢に護衛を任せている。

・・・・あれ?

さっき星矢酒飲んでなかったか?

「それはな・・・待て!!」

ネギが急にばっと立ち上がりポーズを決めた。

そして何故か顔を手で覆っている。

「フェイト・アーウェルンクス!貴様、見ているな!」

こいつ、絶対コレやりたかっただけだろ。

「まさか気づかれているとはね。

まあ最低限の目標は達成したから、ここで退散させてもらうよ」

いや、気づいてないからな。

ネギが一番驚いた顔してるし。

・・・って最低限の目標って木乃香攫われたのか!!



みんなを呼びに行くと、石化していた。

酒を持ったまま驚いた表情で石化している。

こいつらどこまで飲んでたんだよ。

「ん?エヴァ、どうかしたのか・・って石化しとるやないか!!」

横島!お前は大事丈夫だったのか!!

「ああ、俺はどうも憑依前から酒は好きじゃなくてな」

お前がいるなら大丈夫だろ。

はやく文殊で石化解いてくれ。

全員の石化を解除し終えると、俺たちはみんなでスクナを倒しに行った。

護衛をサボっていた星矢は東方不敗に怒られていた。








「驚いた。まさか石化を解くなんてね。

でも、もう遅い。

すでにスクナは復活した」

ということでスクナをさっさと倒さないといけないので、フェイトの相手は星矢に任せて先に行くことにした。

「君一人かい?」

「お前の相手なんか俺ひとりで十分ってことだ」

「さっきは無様に石化させられたようだけどね」

フェイトもまた、流石にあの人数にいかれると万が一ということも、と考え石化で早々にケリをつけて追いかけようとした。

「知らなかったのか?聖闘士に一度見た技は通じない」

「なっ!」

「燃えろ俺の小宇宙!!」






「どうやらやっと来たようやけど、いくらあんさんらが強いとは言うても、こっちには人質がおるんや」

まずは木乃香を助けるのが先か。

さて、どうしたものか。

「パピ!ヨン!!」

と、パピヨンが空を飛び千草の後ろに出現した。

パピヨン、お前いないと思ってたら。

「で、でたーーーー!!ぱぱぱぱ、パピヨン!!」

「チッチ。『パピ♥ヨン♥』。もっと愛を込めて!!

さあ、こんな凍てつく闇夜にふさわしい超特大のかがり火を焚こう!」

まあ、簡単に言うと木乃香は助けられた。

「蝶、サイコー!」

「あれぇ?妖精さんや~。

なあ妖精さん。どうしてそんな変な格好しとん?」

「まだこのスタイルの魅力がわからんとは。

貴様はつくづく可哀想なヤツだな」

「お嬢様!!ってあれ?」

刹那は慌てて飛んできたが既に助けられている木乃香を見て呆然としていた。

「あれ?せっちゃん、羽が生えとる」




そのころのシンジはと言うと。

ついて来ても仕方ないのでホテルで留守番をしていたのだが

「動け!動け!動け!動いてよおおおおお!!」

エレベーターが止まって閉じ込められていたらしい。








木乃香を助けたあとはこっちの総攻撃で一方的な展開だった。

東方不敗の石破天驚拳。

士郎の無限の剣製。

パピヨンの黒死の蝶。

ネギのジョジョ立ち。

横島のサイキックソーサー。

スクナはどう見ても既に瀕死の状態で、ふらふらとしている。

ライフポイントは既に一桁だろうというくらいだ。



「だいぶ弱ったようだな。よしやれいサトシ!!」




「任せとけ!いけ、マスターボーーーール!!」









[19607] 【一発ネタ】最初の3匹。選んだのはピッコロ
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 21:59
俺の名はレッド。

マサラタウンに住む普通の少年だ。

街から出ようとしたんだが、グリーンの家のじいさんに止められた。

なんでもポケモン持ってないと危ないからポケモンを一匹くれるらしい。

どれでも好きなのを選んでいいとはなかなか太っ腹だな。

「おぬしにやるのはこの三匹の中の一匹じゃ。

どれでも好きなのを選ぶといい」

左からヒトカゲ、ゼニガメ、ピッコロか。

どんなやつらなんだ?

「ヒトカゲは火属性のポケモンじゃ。そして、ゼニガメは水属性じゃ。

ピッコロは、よくわかっておらんのじゃ」

は?

なんでこいつだけわかってないんだよ。

「いや、そいつは草むらで弱って倒れているところを偶然見つけてのう。

治療しないとまずいと思って、とりあえず捕まえたんじゃが。

どうやら完全に新種のポケモンのようなのじゃが、詳しい生態がわからんのじゃ。

ここで研究するにも限界があるから、そいつを選んだ場合は分かったことなどを逐一報告してもらいたいのじゃ」

新種のポケモンか。

なかなか惹かれる言葉だが、正直始めてのポケモンくらいは普通のやつがいい。

俺はこのヒトカゲに

「そのふたりと行ってもやつは倒せん このオレがいっしょに行ってやる」

うおおおお!

こいつモンスターボールの中から出てきたぞ!

「うむ。どうやらそいつは自分の意志で出ることができるようなのじゃ。

じゃが、一応トレーナーに危害を加えることはできんようじゃな」

新種のポケモンだからか?

それにしてもやつって誰だよ。

「おうじいさん。俺にもポケモンくれるらしいな!」





なんかヒトカゲを選んだグリーンとポケモンバトルすることになった。

「いけ、ヒトカゲ!ひっかく」


ピッコロに3のダメージ


ピッコロ、自己再生だ!

「ぐ、ぬおおおおおおおおおお!

・・・・はあっ、はあっ!」

おお、傷がふさがった。


ピッコロに100のダメージ


なんで自己再生したのにダメージ受けてるんだよ!

「これはなかなか体力を消耗するんだ」

それって意味なくないか?


「もういっかいひっかけ!」

ピッコロに4のダメージ。

自己再生はだめだな。

ピッコロ、魔貫光殺砲だ!

「ふん!ぬおおおお!」

・・・・・・・・・あれ?魔貫光殺砲は?

「この技は気をためるのに時間がかかる。

具体的に言うと10ターン位だ」

なん、だと・・・・。











それから数カ月。

俺も他のポケモンを何匹も手にいれている。

正直そろそろピッコロがいらなくなった。

オーキド博士も、研究してもよくわからんからもういいやとさじを投げた。


そういうわけで、今日はピッコロを野生に返そうと思う。



ピッコロ、そういうわけだから。

まあ、気が向いたらまた捕まえて仲間に戻してやるから。

「にどともどせるかーっ!!! バカバカバカバカバカーッ!!」

いや、そんな事言われてもお前使い勝手が悪いんだもん。

最近捕まえたケンタロスががんばってくれてるから、お前スタメンから外れるし。

しかも、お前なんでかボックスにも預けれないから仕方ないじゃん。

「ふん」

まあ、そういうわけだからさ。

俺、本気でポケモンマスターになりたいんだ。

新種のポケモンはちゃんと研究がされるまでは公式戦じゃあ使えないみたいだし。

だから、悪いな。

「お前といた数ヶ月・・悪く・・な・・・かったぜ

死ぬなよ・・・レッド」

ああ、俺は絶対ポケモンマスターになるからな。





こうしてピッコロは野生に還っていった。




数年後、ポケモンマスターになった俺はマサラタウンに帰ったのだが

「つ…強くなったなレッド…… オ…オレはうれしいぜ……」

と、ピッコロに出迎えられた。

なんでもピッコロはグリーンの姉ちゃん預かりになったらしい。

なんでも、コラッタに襲われているグリーンの姉ちゃんを助けたとか。

母さんが言っていたのだが、グリーンの姉ちゃんはバトルとかするトレーナーというわけでもないので、ピッコロは毎日ごろごろとしてグリーンの姉ちゃんとキャッキャウフフとしているだけらしい。

オーキド博士が「まさかポケモンに孫を取られるとは・・・・」と言っていた。

ちなみに俺はポケモンマスターになったが未だに彼女はいない。

なんだろう、この敗北感は・・・






[19607] 【一発ネタ】DQ3【超短編】
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 22:00
ちょっと親父の後を継いで魔王を倒してこいと王様に言われた。

当然嫌だと言ったわけなんだが、兵士の人たちが槍をちらつかせてきたため承諾せざるを得なかった。

王様がルイーダの酒場に居る冒険者を好きなだけ連れていっていいと言ってくれたことだけが救いだった。

とりあえず、ルイーダの酒場で仲間をいっぱい連れて行くか。

100人くらい連れて行ったら俺でもなんとか生き残れるかも知れない。



「ごめんなさい。今は一人しかいないの」

え?マジで

既にルイーダの酒場は寂れていた。

なんでも最近ハローワークとやらが開店して、みんなそっちに行ってしまったらしい。

「いるのは武闘家が一人なんだけど・・」

ま、まあいないよりはマシだよな。

その人連れて行くよ。

「わかったわ。

阿部さん、指名入りました~!!」

現れたのはツナギ姿の男

筋肉モリモリの強そうな男だ。

これは当たりかも知れない。

「ひゅ~。

勇者が俺を指名か?

でもいいのか?

俺は勇者でも構わず食っちまう男なんだぜ」

こいつ食人部族か!

「もう阿部さんも変な冗談言わないの!

ごめんなさいね。この人も悪い人じゃないから」

な、なんだ冗談か。

ちょっとあせった・・・。

「それよりこれを見てくれ。

こいつをどう思う?」

すごく・・・大きいです・・・

俺はそう心の中でつぶやいて意識を手放した。









目覚めると阿部さんに担がれてアリアハンを既に出発していた。

阿部さんは強かった。

ここらに出てくる魔物は一撃で倒す。

まあ、スライムに体当りされては尻で防ごうとして突起が肛門に刺さっているのを見るのはいい気分では無かったが。

しかし実力では問題ない。

これは当たりだと確信した。










「それではお二人さまで10ゴールドになります」

夜になる前に街に辿りつくことができた。

これも全て阿部さんの力だ。

俺は阿部さんに感謝しながら眠りについた。




次の日、朝目覚めると尻が、というか穴が痛かった。

なんで肛門が、とも思ったが初めての旅で何か体にちょっとした不調をきたしているのかも知れないと思い気にしないことにした。

幸い歩くくらいはできるようだった。




あ、店主。

いや~、ここのベッドふかふかで気持ちよかったよ。

また来ることがあったらここに泊まらせてもらうから。






「昨晩はお楽しみでしたね」






[19607] 【一発ネタ?】ミッドの空を舞う【レジアス主人公】
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 22:01
注意 これはなんとなくこんなのよんでみたいなざと思ったものをちゃちゃっと書いただけなので、文章が箇条書きっぽくなっています。




レジアスには義理の息子がいる。

彼、ノエル・ゲイズは捨て子だった。

ある日、レジアスの家の前に捨てられていたノエルをレジアスが見つけたのが始まりだった。

管理局の人間にも力を借りて親を探してみたものの、見つかることは無かった。

レジアスは、施設に預けるべきかと考えたが、その子供を引き取ることにした。

正義感とかそんな立派な理由で引き取ったわけではない。

娘のオーリスも気に入っているようだったし、妻もそうすることを勧めてきたから引き取っただけだった。

その子には魔力資質があった。

エースになるには足りないが、管理局員の平均より少し上にはなるだろうと言われた。

それが彼らの始まりだった。

すくすくと育っていくノエルはレジアスのことをお父さんと呼んで慕った。

強面のレジアスは、子供には怖がられることが多かったため少し嬉しかったと友人に語ったと言う。



いつしか、二人は本当の親子のように仲良くなっていた。

ある時期、レジアスは悩んでいた。

戦力の不足。

このままではミッドチルダを守りきれないのではないか。

どうするべきか。

悩んでいると、息子がテレビで管理局員の働きの流れているニュースを見て、レジアスに駆け寄ってきた。

「僕もいつかお父さんみたいにミッドチルダを守るんだ」

そう言ってくる息子の頭をレジアスは微笑みながら撫でた。

「じゃあ、お父さんはお前が立派な魔導師になるまでミッドチルダを守るよ」

レジアスは弱音を吐いてはいけないなと気を引き締めた。




それでも、やはり戦力が足りないことには変りなく

それから数年経ってもレジアスは日夜頭を抱えていた。

このままではいけない。

いっそのこと、犯罪に手を染めてでも戦力を手にするべきなのではないか。

そんなことを考えながら家に帰ると、家では家族が温かく迎えてくれた。

息子は魔法学校に通い始めており、くーせんてきせいがあるって先生に言われたとにこやかに笑いかけてきた。

海か、とレジアスはため息を付いた。

地上にも少しでも戦力を回してもらえさえすればと恨み言が出そうになった。

しかし、そんなことはありえず現状はただ厳しいだけだった。

家で犯罪件数の増加についてのニュースを見ながら考えていた。

やはり、もう犯罪を犯してでも・・・・

「お父さん」

レジアスの考えを遮るように息子が話しかけてきた。

「僕ね。今はできないけど、いつか空を飛べるようになったらお父さんも一緒に空に連れていってあげる。

ミッドチルダの空はきっと気持ちよくて楽しいよ」

息子はきっと何も知らないのだろう。

空を飛ぶには許可がいるということも

今はそのミッドチルダを守れるかどうかも怪しいのだ。

しかし、レジアスにはその言葉が純粋に嬉しかった。

そして、自分の不甲斐なさに怒りを覚えた。

一体何を考えていたんだ。犯罪に手を染めるなどと。

そんなことをして私はこの子の前で誇ることができるだろうか。

これが自分の守ってきた世界なのだ、などと・・・。

いつかこの子の飛ぶという空を、この子の生きる世界をそんなことで汚したくなかった。

「ありがとう。じゃあ、お父さんもそれまでがんばってミッドチルダを守るからな」

なに、魔力も無しにここまでのし上がってきた自分だ。

これまでどおり、ミッドの一つや二つ守りぬいてみせるさ。

必要となれば大嫌いな海の連中とでも手を組んでみせるさ。

レジアスは誓いを新たにし眠りについた。




それからもレジアスは手段を選んだ上でミッドチルダを守り続けた。

前線に立つわけでもないが、ミッドの守護神とまで言われるようになっていた。

戦力は相変わらず足りない。

資金も足りない。

何かを準備するにも時間すら足りない。

何もかもが足りない中でレジアスは必死に戦い続けた。

息子は、士官学校に進んでいて、空戦魔導師になろうと努力しているらしく

ときおり会ったときに成長した姿を見るのがレジアスの楽しみだった。



レジアスの親友だったゼスト・グランガイツとその部隊が調査していた任務で死亡したという報告を受けた。

レジアスは驚き、悲しんだ。

まさか、あのゼストがという思いでいっぱいだった。

しかし、レジアスには足を止める暇はなかった。

彼らが死んでしまった今、ミッドの戦力は大きく低下したのだ。

私が止まるわけにはいかない。

こうしている間にもミッドは犯罪者共による危機に脅かされているのだ。

レジアスは涙を流し、嗚咽しながら書類を片付け続けた。




ある日レジアスが必死に書類を処理している時、管理局員の訃報が届いた。

ティーダ・ランスターという一等空尉らしく、レジアスも葬儀に出席することtなった。

葬儀には大勢の人が詰めかけ、彼の人望を現しているかのようだった。

きっと有能な局員だったのだろう。

人望もあり、有能な局員。

管理局はまた一人貴重な人材を失った。

葬儀場では、彼の妹らしき小さな女の子が泣いていた。

レジアスはその光景を見て、自分自身がふがいなく感じた。

自分がミッドチルダの犯罪者共を残さず捕まえることができていれば、彼は死ぬことはなく

あの子も泣くことはなかったのだ。

「無能め・・・」

レジアスは自分を蔑む言葉を呟くと葬儀場を後にした。






それからさらに年月が過ぎ、ミッドチルダを古今未曾有の大事件が襲った。

次元犯罪者スカリエッティによる管理局への反逆だった。

機動六課と地上本部が壊滅したのだ。

レジアスは恐れおののいた。

不可思議な戦闘機械や戦闘機人の力はすさまじく、とても地上の人間だけでは対処しようもないのだ。

しかし、その時のレジアスの行動は迅速だった。

八神はやて率いる機動六課に頭を下げて協力を要請した。

海の人間にも頭を下げて回った。

今まで、自分たちだけで守ってきたというプライドはレジアスにもあり、それは屈辱的なことだった。

しかし、守るべきはミッドチルダでありプライドではないのだとレジアスは己に言い聞かせた。

機動六課からは即座に了承を得ることができた。

彼らもまた、ずっとスカリエッティを追っていたから話は早かった。

対して、海の人間の返事は芳しくなかった。

たしかに、ミッドチルダで今事件が怒っているのと同様に管理世界でも事件は起こっているのだ。

悔しいが、ここは現状の戦力で打破するしか無いと覚悟を決めた。




次の日、後にミッドチルダ最終決戦と呼ばれる戦いが起こった。

スカリエッティ達も今日で全てに決着を付けるつもりなのだろう。

恐ろしい数のガジェットがミッドチルダにばらまかれた。

レジアスは絶望した。

とても対処しきれないのだ。

一騎当千の集う機動六課も手伝ってくれているとは言え、いかんせん戦闘領域が広すぎて手が回らない。

その上、ゆりかごまで止めなければならないときている。

どう考えても無理だ。

そうレジアスが呟いた時、通信が来た。

海の人間の一人が参戦を希望してきたのだ。

レジアスは物好きもいるものだ、どうせ一人加わったところで何も変わりはしないと思いつつ許可を出した。

すると、また通信が来た。

また参戦を希望する海の人間だった。

その後、次々に届く通信が止まるまでしばらく時間がかかった。

少しでも余裕がある。

管理世界での任務が終わり、艦内で休暇中だった。

そんな海の魔導師たちが次々とミッドチルダを守るために協力を申し出たのだ。

レジアスは、その数を計算し指示を出して安堵し狂喜した。

なんとか、数が揃ったのだ。

これでミッドチルダのガジェット共は駆逐される。

ゆりかごの方は任せてくれと機動六課のほうから通信が入った。

気にくわないところも多い連中だが、実力は確かだ。

私にできることはもう残っていないな、とレジアスは立ちあがった。

なら、今度は私がやらなくてはならないことをしに行こうと。

覚悟の証を手にとり、その足を最高評議会の居る場所に向けた。






ずっと自分は目を背けていたのかも知れない。

見たくないものから目をそらし続けていたのかも知れない。

私たちは正義の組織なんだと、そう信じようとしていたのかもしれない。

少し考えればわかることだった。

スカリエッティが単独でここまでの戦力を揃えられるはずが無い。

資金や設備など、必要なものは数多くあるのだ。

既に今までの調査で局内にいるスカリエッティの協力者はわかっている。

だが、あと一押し足りないこともわかっている。

あと一押し。

そのあと一押しを押すことができるのは、もう彼らしか残っていないのだ。

レジアスは最高評議会を問い詰めた。

そして、返ってきた言葉に激怒した。

怒りに身を任せるがままに、混乱のさなかでこっそりと持ち出した質量兵器の引き金に指をかけ、一心不乱に引鉄を引き続けた。

こうして最高評議会は長い生に幕を降ろした。

その時、レジアスは気づいていなかった。

背後に迫る暗殺者に。

怒りに身を震わせるばかりで、全く気づいていなかった。

そして、暗殺者はレジアスを殺そうとした。

しかし、その瞬間だった。

ゼスト・グランガイツ。

彼がレジアスをかばい、返す刀で暗殺者の息の根を止めた。

レジアスは驚愕を隠せなかった。

彼が生きていたことではない。

彼がレジアスをかばったときに致命傷になりうる怪我を負っていたことにだ。

ゼストを揺さぶるレジアスだが、ゼストは誰が見ても死にゆく怪我を負っていた。

そこに、ゼストを追ってきたシグナムが現れた。

彼女は、始めこそ驚愕していたもののすぐに気を取り直しゼストに歩み寄った。

そして、二人の間では数回言葉が交わされ、彼女はゼストから事件のことを収めたデバイスとユニゾンデバイスを預かった。

ゼストは息も絶え絶えの中で、レジアスのほうを向いて口を開いた。

「レジアス・・・俺のいない間も、ミッドのことを守ってくれてありがとう」

そう言い終えると、ゼストは目を閉じ、二度と目覚めることは無かった。

レジアスの嘆きの叫び声が響き渡った。

シグナムもまた、顔をうつむかせ涙を流した。

同時にゆりかごの破壊を告げる通信が入り、事件は幕を降ろした。








そして現在。

レジアスは刑務所にいた。

事情はどうあれ、質量兵器を使ったためだ。

既に管理局にも辞表は提出しており、今はただの罪人だ。

看守が、レジアスに牢から出るように言った。

今日がレジアスの出所日だった。





レジアスが刑務所から出て、看守に指定された場所に向かうとそこには大勢の人がいた。

陸、海を問わず多くの管理局員がレジアスを迎えた。

機動六課の面々が前面に立ち、レジアスを見据える。

「久しぶりやな。元中将」

「八神はやて・・・」

レジアスは眉をしかめた。

なぜ、彼女がここにいるのだと。

「今日は元中将の出所祝いで皆集まったんや。礼くらい言っても罰は当たらんで」

何を馬鹿な、とレジアスが口を開こうとした瞬間だった。

「お父さん!!!」

人ごみの中から一人の少年が歩みでた。

ノエルだった。

「ノエル・・・・」

「お父さん、僕空戦魔導師になったんだよ。

・・・・・・これで、ずっと昔の約束が守れるね」

約束。

そう言えば、ずっと昔にそんなことを言っていたな。

「ノエル。お前も知っているだろうが空を飛ぶには許可をとらないといけないんだ」

「それなら、私がとっておいたで。

今日は色々と無理を通すことになったけどな」

はやては苦笑を浮かべてそう言った。

「お父さん」

ノエルは手を差し伸べた。

レジアスは、恐る恐るその手を握り返した。

「ほな、みんなレジアス元中将出所の祝砲や!」

機動六課の面々がデバイスを構えて上空に向けた。

そして、はやての合図の下一斉に砲撃が放たれた。

色とりどりの魔力砲が、一際大きなピンク色の砲撃を中心として空に伸びていった。

空を見上げると、空戦魔導師の一団が編隊を組んでレジアスを祝うために空を舞っていた。

「それじゃあ、行こう。お父さん」

レジアスは微笑んで頷いた。

ふわり、と体が宙に浮きだんだんと高度を上げていった。

「レジアス・ゲイズ元中将殿に敬礼!!」

はやての号令で、集まっていた局員全員が敬礼をして二人を見送った。









空を飛ぶというのはこんな感覚だったのか。

これはたまらないな。

皆が空に憧れるのも仕方の無いことかもしれん。

「ねえ、お父さん」

「ん、どうした」

「下、見てみて」

レジアスが地上を見下ろすと、ミッドチルダの街並みが広がっていた。

そこには多くの人々が行き交っており、あんな事件があったとは思えないような光景だった。

人々の顔に笑顔が浮かんでいるのが見て取れた。

「美しい・・・」

レジアスの口から思わずこぼれでた本心だった。

「・・・・・・これが、お父さんが守ってきたものなんだよ?」

「・・・・ああ、ああ」

レジアスの口から嗚咽がこぼれた。

その目からは涙が流れていて、まるで止まることを知らないかのように流れ続けた。

これが、私の守ってきたものなのか・・・。

ずっと

ずっと

私はこの光景が見たかったのかも知れない。

「お父さん。これからは、僕がこの光景を守っていくよ」

「ああ・・・・・ああ・・・」

レジアスは流れ落ちる涙を止めることもできないままに笑顔を浮かべた。

二人は、時間の許す限り空を飛び続けた。

ドンっと大きな音が聞こえた。

後ろを振り返ると、色とりどりの魔力光が空高く伸びていた。





流れ落ちる涙を振りまきながら、

思わずこぼれ出る笑顔を浮かべながら、

二人はミッドの空を舞い続けた。






[19607] 【一発ネタ】とあるトリッパーの劇場版エヴァ最終回でアニメ版的エンディング
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 22:02
俺はトリッパーだ。

ある日、神様のきまぐれでエヴァンゲリオンの世界にやってくることになった。

トリップするときにいろんな力をもらったり外見を変えてもらったりした。

今の俺は、銀髪のオッドアイでめちゃくちゃイケメンという勝ち組フェイス。

ATフィールドも生身で出せて使徒と生身でも戦える、エヴァとのシンクロ率は100%で固定というチート仕様。

俺は、この世界でレイやアスカやミサトさんやリツコさん・・・・etcを幸せにしてやろうと思ってこっちに来ることを了承したのさっ!!

もちろん、人類補完計画なんかはぶち壊してやろうと決めていた。

今日、ようやく映画版まで物語が進み、俺たちはゼーレ達と戦った。

もちろん、勝利したさ。

量産型とか雑魚かった。

ネルフに軍隊が攻めこんでくるのもわかってたから、既に対処済みで一網打尽にしてある。

そういや、俺のエヴァ試作6号機の強さは半端じゃないぜ!

試作機ってところが自分でも気に入っている。

スペック的にも最高のレベルに達しているしな。

空とか飛べるし、活動限界なんて存在しない。

そうして、量産型を撃破した俺たちチルドレンはエヴァから降りた。

格納庫には既に大勢の職員が詰めかけていて、俺たちを出迎えた。

ああ、最高だな。

トリップしてマジよかった。

ただ、一つだけ不満があるんだ。

それも大きな不満が。

エヴァから降りたアスカとレイが走ってきた。

彼女たちの後ろにはミサトさんにリツコさんにマヤさんに、あとなぜか委員長まで一緒に走ってきている。

そうして彼女たちは俺の方に向かって走り寄り




そのまま素通りした。

「シンジ!」

「碇君」

「シンちゃん!」

「シンジ君!!」

彼女たちは俺の隣にいるシンジに抱きついた。

そう、こいつこそが俺の不満だ。

なんでスーパーシンジ君がいるんだよ・・・。

トリップするときに俺もニコポナデポをもらっておくんだった・・・。

彼女たちの眼中に俺はいないらしい。

いつもこうだった。

俺がいくら使徒を倒しても見向きもされなかった。

以前、レイ(シンジによりニコポ済み)に笑えばいいと思うよって言ってみると鼻で笑われた。

アスカ(シンジによりry)にアスカの必要性を説いてみると「当然よ。まあ、あんたはいらないけどね」と言われた。

チルドレンになったときにミサトさん(ry)に「ごめん、うちはもういっぱいだからひとりで暮らしてね」って言われた。

そんな俺をリツコさんは「ブザマね」マヤさんは「不潔」と言った。

委員長は優しかったが、苦笑いを浮かべていた。

なんなんだろう。

せっかくハッピーエンドなはずなのに涙が出てきた。

ここに俺の居場所はないのか・・・。

俺が涙を拭っていると、誰かが後ろから肩を叩いてきた。

振り返ると、そこには笑顔を浮かべた青葉さんの姿があった。

見ると、俺の回りは囲まれていた。

碇司令、冬月さん、青葉さん、日向さん、加持さん、トウジ、ケンスケ、カヲル君、ペンペン、その他の男性職員の人達。

みんながみんな、笑顔を浮かべて俺を見ていた。

そして、ただおかえりと言ってくれた。

とてもあたたかい気持ちになった。

みんなが俺を迎えてくれることが嬉しかった。

「やっと、わかった・・・・。俺は、俺はここにいてもいいんだな」

俺は鼻声になりながらそう言った。

すると、みんなが一斉に拍手を始めた。

「おめでとう」

碇司令・・・

「おめでとう」

冬月さん・・・

「おめでとう」

青葉さん・・・

「おめでとう」

日向さん・・・

「おめでとう」

加持さん・・・

「おめでとう」

トウジ・・・

「おめでとう」

ケンスケ・・・

「おめでとう」

カヲル君・・・

「クエックエー!!」

ペンペン・・・

「おめでとう」

みんな・・・


俺は、嬉しくてたまらなくて


皆の優しさが心にしみて

自然と笑顔を浮かべていた。

そして、笑顔のままこう答えた



「ありがとう!」






[19607] 【一発ネタ】パンツを追い求めた男の話
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/16 22:13
これは、ただパンツを求めた男の話。
アホな話なので深く考えないでください。



「こちらハーミア。機動六課に到着した」

 ハーミアが無線機に向かってそう呟いた。ハーミアの容貌は極めて普通だった。どこにでもいるような顔立ちに、規定の制服も着ている。見れば誰しもが管理局員であると信じて疑わないだろう。

『ああ了解だ。なら、悪いが俺はここで手を引かせてもらう。
流石に今の俺では機動六課に深く関わるのは危険過ぎるからな』

無線機から帰ってきた言葉にハーミアは頷き、感謝の言葉を告げた。無線機の向こう側に居る男がいなければ自分はここまで潜入することもできなかっただろう。

『礼なんかいいさ。お前はただ手にしてくればいい』

「礼といってはなんだが、戦利品を手にした暁にはお前も一目見てみるか?」

ハーミアがそう答えると、無線機からは苦笑がこぼれおちる声が聞こえてきた。

『わかってて言っているんだろ?見せる必要はない。俺は俺でいずれ自らの手で手にしてみせるさ』

無線機から聞こえてきた声には決意の念が込められていた。ハーミアはそれを聞くと苦笑を浮かべて「了解だ」と答えた。

ハーミアには返答がわかっていた。あれは自分で手にしなければ意味のないものなのだ。自分で手に入れてこそ価値がある、そういう物なのだ。

『健闘を祈る』

無線機が切れたことを確認すると、ハーミアはただ黙って歩き始めた。自然になどと心がける必要はない。そんな段階はとうの昔に通り過ぎた。

歩く姿勢もぴしりと決まっており、ハーミアはまるで勝手知ったるかのごとく歩いた。通りすがりの局員達も、誰一人不審に思わず男の横を通り過ぎて行く。

ハーミアもそのことに疑問を感じなかった。自信などではなく、自負があった。自分は人生をこの道に捧げてきたのだという自負が。

それは、ハーミアが曲がり角を曲がろうとした時だった。ハーミアの肩を誰かが後ろから叩いたのだ。ハーミアは内心驚きはしたものの、表情にはそれを見せず「なんですか?」と言って振り向いた。

そこには一人の女性の姿があった。エースオブエース高町なのは、ハーミアのターゲットの一人だった。

「ねえ、ちょっとお話しようか」という言葉を聞き、ハーミアの表情に驚愕の念が浮かんだ。





それは、なのは達が残業をしている時だった。クロノからの通信が入り、はやてがそれに出た。クロノの要件というのは管理局が十数年追いかけている下着泥棒についての件だった。

「ハーミアと呼ばれている男だ。この男はSランクの魔力を所持していると思われる」

「それで、その男の人がどないしたん?」

はやては、魔力ランクが高いな~ぐらいにしか思っておらずクロノに問いかけた。その瞬間、通信画面に映るクロノの顔が苦渋に歪んだ。

そして、クロノは唇を震わせて声を絞り出した。「…下着泥棒だ」その場にいたなのは、フェイト、はやての顔が疑問に染まった。

まさか、それほどの高ランク魔導師がそんな小さなことをしているとは思えなかったのだ。犯罪者だとしてもそう、テロリストくらいでないと信じられるはずも無い。

「この男、ハーミアはあろうことかSランクもの魔力を下着を盗むことに使っているんだ。下着のみを自分の手に転移させる魔法を編み出し、それを使って犯行を行っている。相手を怪我させたことはないが、その犯行件数は把握しているものだけでもおよお千件近くになる」

信じがたいことだったが、クロノの話を聞いた三人はその男がどうしたのかと問いかけた。クロノが言うには、その男が次に狙うのが機動六課かもしれないというのだ。

なんでも、管理局でも下着泥棒という軽犯罪とはいえ、件数があまりにケタ違いのため流石に逮捕しようと躍起になっているらしい。

男の犯行などを分析し、犯罪者の真理を分析するスペシャリスト達を集めて分析をしたところ、機動六課の可能性が高いとなったらしい。

「君たちには、ぜひともこの男を逮捕して欲しい」と言うクロノの頼みに三人は了承した。

そして、三人は機動六課に所属する全局員の顔を完璧に覚え、一人でも外部の人間が入ってきたらわかるようにして備えた。 

そして現在に至った。


機動六課の訓練場を大勢の局員が見守っていた。

そして、バリアジャケットを着て空に浮かぶ、Sランク以上の魔力を持つ女性が二人。

なのはとはやては訓練場におり、自らの真下の地面で膝をつく男を見下ろしていた。男、ハーミアは満身創痍といった出で立ちだった。

なのはに見つかり、訓練場に連れてこられるとすぐに他の局員までもが駆けつけた。絶体絶命、まさにそう言わざるをえない状況だった。

しかし、ハーミアの目には絶望は浮かんでいなかった。逃げることは不可能と判断したハーミアは、せめて目当てのものを一度手にするだけでもと思い戦いを挑んだのだ。それに応えたのが、なのは、フェイト、はやての三人だった。



Sランク以上の魔力を持つ四人の戦いは熾烈を極めた。

もっとも、ハーミアは三人を傷つけるような魔法を使うことは一度も無かった。ただ、しのぎ、避け、惑わし、ただひたすらにパンツを求めた。

そして、一瞬の隙を突き、フェイトのパンツを自らの手に転移させることに成功したのだ。

その結果、ハーミアの手にはフェイトのパンツが握られているが、ハーミアも流石に限界だった。当のパンツを奪われたフェイトは顔を真赤にして訓練場の片隅で小さくなっている。

「ぐ、ああ…まだ、だ」 

ハーミアは震える膝を無理に動かして立ち上がろうとした。無論、限界まで酷使した体が言うことを聞くはずもなく再び膝を地面につくことになる。それでもハーミアはまた立ち上がろうとした。

「もうやめてください!!」

見ていられなくなったエリオが飛び出し、ハーミアに駆け寄った。

「なんでこんなになっても立ち上がろうとするんですか!!たかがパンツじゃないですか」
エリオの言葉にハーミアは「いや、違う」と力強い目をして答えた。

「違うぞ少年。たかがパンツではないのだ。見てみろこのパンツを、輝いているだろう」

そう言ってハーミアが差し出したパンツは、エリオの目に輝いて見えた。それは、ハーミアの汗だったのかもしれない。汗が光を反射していただけだと人は言うだろう。だが、理由はともかく確かにエリオの目には輝いて見えたのだ。

「これがパンツの、ひいては女性の持つ輝きだ。彼女たちは、世間ではその魔力と容貌のみが有名となり、それのみを見て評価している愚物共が数多く居る。だが違う。彼女たちが、女性が持つ魅力とはそれだけではないのだ。生活や内面といったものも女性の魅力だ。そして、パンツにはそれら全ての女性の魅力が凝縮されているのだ…これは、それが故の輝きなのだ」

そう言ってハーミアは苦痛に苛まれる体でぎこちなく笑みを浮かべた。

エリオはハーミアの目を見た。その目には曇りはなく、ただ輝いていた。

「私たちパンツコレクターはその輝きを追い求めているのだ。これそが至宝だ。何にも勝り、ロストロギアなどに負けることはない次元世界の神秘だ。だが、私たちはただ全てのパンツを追いかけているわけではない。君たちがロストロギアを追うように、私たちもまた追い求めているものがあるのだ」

エリオは、無言で続きを促した。ハーミアはどこか遠くを見るように口を開いた。

「それは至高のパンツと呼ばれている。遥か昔、次元世界を渡り歩き次元世界中のパンツを手に入れたと言われているパンツキング、バンガード・パンツァーが最後に手にしたと言われているものだ。彼は、そのパンツを手にしたときに、他の全てのパンツが色あせて見え、それまで手にしたパンツを全て焼却したと言う。彼が残した書物によると、パンツコレクターそれぞれに至高のパンツがあり、それは誰しもが違うパンツだが、それを手にしたときは皆同様にそのパンツ以外のパンツに魅力を感じ無くなるという。私たちは、自分だけの至高のパンツを追い求め続けているのだ」

ハーミアはそう言い終わると、再び立ち上がろうとし始めた。エリオはもう止めなかった。訓練場の隅に行き、ただ黙ってハーミアを見守った。やがて、ハーミアは立ち上がり、意志のこもった目でなのは達を見上げた。



「さあ、続きをしよう。私は、君たちのパンツを頂くためにここに来た」



それは、次元世界で最も熾烈で、最も下らない戦いだったのかも知れない。だが、ハーミアにとっては最も意味のある戦いだった。目の前にあるパンツをただ闇雲に、そして純粋に求めた。その戦いは、音声と映像の一部をカットして後の魔導師たちの教育に使われるほどに高度な戦いだった。

やがて、はやてもパンツを奪われハーミアの前に敗れさった。

そして、戦いの最後は相打ちとも言えるものだった。

ハーミアがなのはのパンツを手にすると共に、なのはのスターライトブレイカーがハーミアに直撃したのだ。

ハーミアは今度こそ意識を失い地に伏した。その手には、しっかりと三枚のパンツが握られていた。


ハーミアは、本局から局員が連行に来るまで一室に閉じ込められる事になった。

しかし、その日機動六課は壊滅した。ジェイルスカリエッティの一味の襲撃により、機動六課は壊滅したのだ。

そのどさくさに紛れて逃げ出したハーミアはミッドチルダに潜伏していた。




次の日、管理局とジェイルスカリエッティの最終決戦が行われた。街を襲うガジェットと戦闘機人達とゆりかご。

その戦いの最中でハーミアは、ゆりかごに聖王が乗っているという情報を入手した。

ハーミアは歩き始めた。



ゆりかごに向かうなのはは、誰かが空を飛び後を追ってくること気づき振り返った。

そこには昨日会ったばかりのハーミアの姿があり、驚愕を禁じ得なかった。

「なんでここにいるんですか!この先は危険です。早く引き返してください!!」

犯罪者とは言え、なのはにとっては守るべき命の一つだ。なのははハーミアに叫んだ。

「あそこには聖王が居るのだろう?」

ハーミアは問いかけた。

「なんでそれを…とにかく、命の危険もあるんです!!」
 
ハーミアはなのはの言葉に苦笑を禁じ得なかった。

彼女は何を言っているのだ。そんなもの…

「聖王のパンツがそこにある。それだけで命を賭けるには十分だ」

ハーミアはなのはの横に並び飛行を続けた。

目指すべきは聖王のゆりかご、そこにある聖王のパンツだ。この機会を逃せばきっと手にいれることはできないのだろう。

ハーミアの心に揺らぎは無かった。




全てが終わり、機動六課の解散の日がやってきた。

最期の模擬戦を終えたなのはたちの前に一人の男が転移をしてきた。なのは達は、現れた男、ハーミアに目を向けた。

なぜ今更彼がここに現れたのか。デバイスを構えてハーミアの動向を監視した。

「私もそろそろ別の世界に移動しようと思ってね。君たちに挨拶をしにきた次第だ。君たちのパンツほど入手するのが困難だったパンツは他になかったから、これは好敵手への挨拶とでも思ってくれ」

そう言うハーミアをなのは達は捕まえる自信はなかった。距離がありすぎる。この距離だと、単独で転移可能なハーミアは逃げきってしまうだろう。

「君たちの元気そうな顔を見れてよかったよ。それじゃあ私は…」「待ってください!!」

転移をしようとしたハーミアの前にエリオが歩みでた。エリオはハーミアに歩み寄り、ハーミアの顔を見上げた。

「僕も、僕も連れて行ってください!」

エリオの言葉に機動六課の面々は驚いた。しかし、エリオはそんな彼女たちの反応を歯牙にもかけずハーミアを見据えた。

「僕も、あの日パンツに光を見ました。………見てみたいんです、僕だけの至高のパンツの輝きを。あの時のパンツを超える輝きがあるというのなら、僕はその輝きを追いかけたい」

ハーミアは、エリオを見つめ、口を開いた。

「この次元世界のどこかにあるという至高のパンツ。それはいつ、どこで手に入るかも分からない。はたして、生きている間に見つけることができるのかすら分からない。自ら暴れて存在を示してくれることのあるロストロギアなどとは違う。まさしく幻の存在だ。君は、そんな蜃気楼のようなものを追いかけるためだけに人生をかけられるのか?」

「だからこそ追いかける価値が、人生をかける価値があるのでしょう」

エリオの言葉にハーミアは満足げに頷き、手を差し出した。エリオは、その手を握り二人はお互いを認め合うように握手をした。

「ついてくるといい。次元世界の果てまでも行こう。この広い次元世界にのどこかには私たちの追い求める至高のパンツがあるのだ。そこに至るまでには様々な苦難があるだろう。だが、私たちは止まることはなく、迷うことも無く前に進もう。これからは、君もまたパンツコレクター、私たちの同士だ」

エリオはその言葉に嬉しそうに微笑み、機動六課の面々を振り返った。

「今まで、お世話になりました」そう言って頭を下げた。
 
エリオを引きとめようとする機動六課の面々にエリオは首を振ることで答えた。

「さあ、そろそろ行こう。いつだって別れは来るものだ。私たちの旅は一所に長く留まることはない。別れに慣れろ。パンツの持ち主と私たちはいつの時も一期一会なのだ」

そう言ってエリオの肩に手を乗せるとハーミアはエリオと共に転移をした。


「待ってエリオ!!」


フェイトの叫び声は空しくも訓練場に響き渡った。


その後、エリオが姿を見せることはなかった。

だが、時折匿名の手紙は届いた。

そこにはどこの世界にいるのかまでは書かれていないが、エリオが楽しそうにしているということだけは伝わってきた。

フェイトは手紙を受け取る度に空を見上げる。

この次元世界のどこかで、エリオは今日も旅をしているのだろう。

たくさんつらいこともあるのかも知れない。

もう会うことはできないのかも知れない。

でも、きっとエリオは後悔していないはずだ。

もしかすると、どこかで犯罪者と管理局員として会うことになるのかも知れない。

エリオだって、それくらいのことはわかっていたはずだ。

それでも、エリオはそうすることを望んだ。自分で歩む道を決めたのだ。

少し早い独り立ちだっただけだ。
 

フェイトの目には涙が浮かんでいた。

「だめだよね、私がこんなんじゃ。もっと、強くならないと」

フェイトは自らの頬を挟むように叩いて空を見上げ直した。

いつか、いつか私がエリオを捕まえてやろう。

そしてたくさん、たくさん話をしよう。

その時にはお互い、話すことはきっとたくさんできているはずだ。

ミッドチルダの夜空には数多の星々が煌いていた。






[19607] 【一発ネタ】転生チートオリ主の一日
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/20 18:38
おっす、俺鬼堂閻夜(きどうえんや)!

5年前にトラックにはねられて転生したんだ。

その際に神様に会っていろんな漫画やアニメの能力貰ったり、身体能力も御神の剣士の数倍以上にしてもらったんだ。

やべ、俺マジチートwww

流石にニコポナデポは貰わなかったけどな。

だってアレ貰ったら自分で落とす楽しみとか無いじゃん。

チート能力フル活用でハーレム形成しようと思ったんだよ。

どの作品に転生するかは神様にランダムで決めてもらった。

どこに転生してもチート能力あったらハーレムとか楽勝www

銀髪オッドアイにもしてもらったしな。

マジ転生最高だわ。

それにしても、ここはどの作品の世界なんだろう。

                   鬼堂閻夜5歳の日記より





そんなこんなで今日も俺の戦いが始まった。

太陽が真上に昇った頃。

夏のこの時間がもっとも戦いが激しい。

「鬼堂君!三番のお客様の注文受け取ってきて!!」

了解です種島先輩!

すかさず瞬歩を使い移動。

まさに目にも留まらぬ速さw

三番テーブルの客は突然現れた俺に驚いた。

「うわぁ、噂って本当だったんだ。」

「ワグナリアの神速の魔術師・・・・まさか本当に居たなんてね」

と、お客様が驚いていた。

注文を受け取るとすかさず厨房まで瞬歩で移動してオーダーを伝える。

その際に注文の料理を大量に渡されるが、チートなバランス感覚の俺からすれば運ぶのとか楽勝過ぎるwww

瞬歩使いながらでも大量の料理を運べるしなw

もし落としかけても、ザ・ワールドで拾えるしw

「お待たせしましたー」

「うおっ!いつの間に!!」






「いやーーーー!!」

ちょっとミスって伊波さんに近づいて話しかけてしまって殴りかかられた。

「無駄無駄無駄無駄ーーーーー!!」

マトリックス避けで回避楽勝ですww

伊波さんは俺を撃退しようとするが、俺も殴られたくないのでマトリックスをする。

「いやーーーー!!」

「ふははははは!伊波様ともあろう方が止まって見えるぞ!!」

慣れてくるとけっこうおもしろいのでしばらくそんなことをしていると店長に怒られた。

なんでも、俺の場合殴っても当たらないため伊波さんのフラストレーションがさらに溜まってしまい、次の人にまとめて爆発するらしい。

どうせいつもの通り小鳥遊君がやられるのだろう。

すまんな、小鳥遊君。






「おい、鬼堂」

「なんですか?」

「なぜか色々と在庫が切れかけているらしくてな。ちょっと仕入れ先まで行って買ってきてくれ」

どうやら、店長がまたつまみ食いをしたらしい。

後ろでは佐藤さんがイライラした表情で店長を睨んでいる。

このままだと佐藤さんが怒髪天になりそうなので、ちょっと行ってくるか。

俺は外に出て屈伸をして、スタートを切った。

「ワグナリアに足りないものは、それは~砂糖苺オレンジチョコレートさくらんぼ

そしてェなによりもォーーーーーー生クリームが足りない!!!」

周囲に突風を巻き起こしながら走る俺。

「きゃあ!」

おっ!パンチラゲット!!

「今のはワグナリアの人みたいね」

「そうね。あんな人は他に居ないもの」

どうやらまた世界を縮めることになりそうだぜ。


こうして俺のいつも通りの一日は終わりを告げた。

転生チートマジ最高ww

あれ、そういや俺ってなんか目標があったんじゃなかったっけ?






今日は、いつもより忙しかったけどなんとか乗り切ることができました。

ミスも無かったし、特別言うべきことは有りません。

あえて言うとすれば鬼堂君のことです。

いつもどおり鬼堂君は色々とすごかったです。

しかし、お客様にもよく言われるのですが

日本人の顔に銀髪やオッドアイは似合わないと思います。

                               ワグナリアの日誌より



あとがき

>最新話のパンツも素敵でした

パンツが素敵だったって言い方がなんとも言えない感じだw




[19607] 【一発ネタ】リリカルを愛したトリッパーの独白
Name: 七星◆54cd1b68 ID:8e58ac88
Date: 2010/06/21 20:17
ある日、僕は神様に出会いテンプレ通りのトリップを果たした。

リリカルなのはの世界にトリップした僕は、惰性で海鳴りを訪れて、今公園のベンチに腰をかけている。

僕は、リリカルなのはの世界を愛している。

なのは、フェイト、はやての三人のことなんかは特に愛していると言ってもいい。

僕は彼女たちに何かしてあげたいと思いこの世界にトリップしたのだ。

しかし、海鳴に着いて僕は考えた。

一体、僕は何をしたらいいのだろうか。

今の僕なら、なのはに怪我一つさせないままでジュエルシードの回収を終わらせることもできる。

フェイトを救うためにプレシアを倒すこともできる。

アリシアを生き返らせることもできる。

はやての足を直すために闇の書を正常化するのは専門外だが、なんとかできるのかもしれない。

少なくとも、闇の書が完成しても防衛プログラムを倒すことくらいはできる。

スカリエッティなんかも簡単になんとかできてしまうだろう。

僕は何をするべきなのだろうか。

バタフライ効果なんてことを考えても僕程度の頭では何一つ先のことなんてわかりはしない。

原作に介入するべきなのだろうか。

しかし、原作ではなんだかんだといっても概ねいい結果が出ていた。

果たして、彼女たちに僕という存在は必要なのだろうか。

わからない。

彼女たちのために何かをしてあげたいのは確かなのだが、何をすればいいのか分からない。

ただヒーローのように彼女たちのピンチを救い、みんなを幸せにしてやろうと思っていただけだ。

待て。

まず彼女たちは幸せでは無かったと言うのか?

プレシアは死んだ。

リィンフォースも死んだ。

ゼストも死んだ。

でも、少なくとも最後の最後にはみんなが笑っていた。

彼女たちは少なくとも笑っていた。

わからない。

僕は一体どうするべきなんだろうか。



そうして、何一つ決めることもできないままに時間は過ぎ、気づけばジュエルシードの一件は幕を閉じようとしていた。

姿を消した僕の視線の先ではなのはとフェイトが一時の別れをする光景があった。

どうやら、原作は何一つ変りなく進んだらしく、テレビで見たシーンそのままだった。

そして、彼女たちがリボンの交換を始めたとき、僕は世界から旅だった。







僕は今、ミッドチルダからはるか遠くの管理外世界にいる。

この世界でロストロギアが暴走していたため、ロストロギアの沈静化をしていたのだ。

ロストロギアの沈静化も難なく終わらせることができ、僕はこの世界で宿をとっている。

そう言えば、ミッドチルダではレリック事件が起こるのはいつ頃だっただろうか。。

結局、僕はあの時以来彼女たちに会うどころか、原作にちらりとでも出てきたもののいずれにも関わっていない。

管理外世界を巡りながら人助けや、ロストロギアの暴走を止めては違う世界に旅立つという生活を送ってきている。

今までずっとそうしてきたし、これからもずっとそうしていくのだろう。

目的は、ロストロギアの沈静化と犯罪者をこらしめておくこと。

犯罪者もロストロギアも、放置しておけばいつか彼女たちが関わって危ない目に合うのかも知れない。

僕はその危険を排除し続けるためだけにこうして旅を続けている。

結局僕の頭で思いつく彼女たちのためにできることなんてこれくらいしかなかった。

これから先も彼女たちの中には、僕という存在はないのだろう。

このまま彼女たちに関わることも無く、記憶に残ることも無いのだろう。

もしかすると、僕はこの広い次元世界で一人死んでいくのかも知れない。

でも、まあそれでもいいと思える。

僕は元々彼女たちに何かをしてあげたいと思ってこの世界に来たんだ。

だから、これから先もこうしていくことになんのためらいも無い。

ただ一つだけ願うことがあるとすれば


僕のやっていることが少しでも彼女たちの助けになれば、それで僕は満足だ。










フェイトは久々に休暇を取ることにした。

ある犯罪者の引き起こしたロストロギアの暴走を止めるために管理外世界まで赴いていたのだが、フェイトの到着したときには既に事件は解決していた。

現地の警察組織に話を聞いたところ通りすがりの魔導師が、犯罪者を捕まえ、ロストロギアの暴走も止めたらしい。

魔法犯罪者を警察組織から引渡してもらい、その魔導師はどこにいるのかと聞くと、既にどこかに行ってしまったと返答が帰ってきた。

またか、とフェイトは嘆息した。

自分が嘱託魔導師になって間もない頃から、こういうことは海ではよく聞く話になっていた。

管理外世界で起こった事件を解決しに行くと、既に通りすがりの魔導師によって解決済みで、その魔導師はどこかに行ってしまっているという話だ。

管理局もその魔導師をスカウトしようとしたらしいが、一向に見つけることができず、結局その魔導師と接触することすら出来なかったらしい。

現地の人の目撃情報から、一連のことが全て同一人物によって行われていることだけが分かっている。

その魔導師は現地の警察組織からも好評だった。

被害の少なさや、事件解決までの時間などからもその凄まじさは難なく想像出来る。

報酬を要求するでも無く、事件解決後には現地の警察組織に犯人を引渡した後すぐに姿を消すらしい。

どんな人かは分からないが、悪い人で無いのは確かなのだろう。

現地の事件に関与してない人々はその魔導師の存在すら知らない。

だが、その人々の中にもその人が居なければ傷ついていた人も多くいるのだろう。

不謹慎な話だが、自分もその人のおかげで明日久々に休暇をとることができた。

フェイトはベッドに寝転がり、仰向けになった。

この広い次元世界では、魔法を犯罪に使う人も沢山いる。

魔法が無ければ、なのはやはやてと出会うことはできなかっただろう。

なのはと出会わなければ自分は今こうしていることはできなかっただろう。

そんな魔法を、悪用する人間が数多くいることに悲しみ覚えることも少なくはない。

この仕事をしていると、そんなところばかりが見えてきて嫌になることも多い。

特に事件に関わった後はいつも嫌な気分になる。

でも、今日はそんな嫌な気分じゃない。

魔法を悪用する人もいる。

これから先もそんな人がいなくなることは無いのだろう。

でもそれと同じように、誰かのために魔法を使おうとする人もいるのだということを再認識できた。

顔も名前も知らない魔導師にお礼を言いたい気分だった。

明日は久々の休暇だ、なにをしよう。

たまには、直接なのはやはやての様子を見に行ってみるのもいいかも知れない。

フェイトは心地よいまどろみの中でそう考え、目を閉じた。





あとがき

感想の半分がパンツのことで占められていた・・・・・。

>でも今回パンツが少なかったね

俺はパンツ専門の作者じゃないんだぞ?

これでは俺がパンツ専門のように見えてしまうということで、こんな話を書いた。

パンツ分は0。

それにしても、みんなパンツ好きなのな。

俺は自分の作品集のなかだと「憑依者いっぱい」と「ミッドの空を舞う」が気に入っていたんだが、パンツには勝てなかったか。


今あとがきの全文にパンツという単語が必ず入っていることに気づいた。



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