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【なごやデパート情報】松坂屋従業員専用ファミマ 6000人の「福利厚生」2010年6月10日
コンビニエンスストアのファミリーマート(東京)は15日、松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄)内に、松坂屋の従業員や関係者に利用を限定した店舗を開設する。 松坂屋名古屋店には取引先から派遣される販売員も含め約6000人が勤務しており、ライバルと競合しない立地で安定的な収益を上げたいファミマと、福利厚生の充実を図りたい松坂屋の思惑が一致した。 大丸松坂屋百貨店では既に大丸の東京店と心斎橋店(大阪)に従業員限定のコンビニが出店しているが、名古屋の百貨店業界では初めて。 ファミマの店舗は本館2階の従業員休憩室に隣接する喫茶・売店スペースを改装し、店内の社員食堂の運営委託会社がフランチャイズ店として経営する。 店舗面積は約70平方メートルと通常店の7割弱。利用者が休憩時の従業員に限られるため、菓子類や弁当、デザートの品ぞろえを重視する。公共料金の支払いや各種チケットを購入できる端末の利用も見込む。 コンビニ大手各社は近年、従業員の規模が大きい工場やオフィスビル、自衛隊基地などへの出店に力を入れており、ファミマは「6000人規模の施設への出店は期待が大きい。需要を見極めて品ぞろえを工夫したい」と話している。
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