【北京=佐藤賢】中国の李鵬元首相が1989年の天安門事件前後に執筆したとされる日記の出版が中止になった。22日に出版する予定だった香港の新世紀出版社は21日までに「著作権上の問題」が解決できないためと発表した。中国当局の圧力があったとの見方が出ている。
李鵬氏は天安門事件当時に首相を務め、民主化運動に強硬姿勢をとった保守派。「日記」には、民主化デモの鎮圧に向けて「命を犠牲にしてかまわない」との決意が記されていた。出版計画を進めていたのは、天安門事件で失脚した故趙紫陽元総書記の秘書だった鮑タン氏の長男、鮑樸氏。鮑氏は21日、出版を断念する考えを示したが、詳細な背景説明を避けた。
一方、李鵬氏の息子の李小鵬氏(51)は21日までに、山西省の副省長から筆頭副省長に昇格した。胡錦濤総書記の「次の次」の世代として中央指導部入りする可能性が指摘されている。
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