岡崎図書館事件まとめ

岡崎市立中央図書館Webサイトから新着図書データを自動で取得するプログラムを実行し、同サイトの一部機能を利用できない状態にしたため、逮捕された容疑者が事件について解説。

マスコミ報道だけでは分からない岡崎図書館事件

Librahack

事件の資料と解説

むすび

逮捕されたことについて不満はございません。大変なご迷惑をお掛けしました事、深くお詫び申し上げます。

以上でこの事件のまとめは終わりです。

逮捕されたことについて不満はございません。

限られた税金で運営されている公共施設のサービスに、大手企業のサービスと同じような感覚でアクセスしてしまった、
相手サーバのパフォーマンスを自分勝手に予測し、レスポンスに気を配らなかった、
相手サーバからのレスポンスHTTP500を細かくハンドリングせず単にスキップだけしていた、
固定IPのレンタルサーバとプロバイダより割り振られるIPの自宅ほか1カ所、合計3カ所からアクセスしていた、
などなど私に配慮が足りないことが多かったからです。

岡崎市立中央図書館ご利用者の皆様、並びに関係各位の皆様に大変なご迷惑をお掛けしました事、深くお詫び申し上げます。

取り調べ中に私が発する聞き慣れないコンピュータ用語をわかりやすい調書にして、不起訴処分にしていただいた警察や検察の方々には感謝しています。

今後このようなことが二度とありませんよう、プログラムの設計には細心の注意を払い、再発防止に万全を期す所存でございます。

2010.06.21

マスコミ報道について

コンピュータやネットにあまり詳しくない方々が情報を伝達した結果、食い違いが生じたようです。

各社新聞記事について比較表を作成しました。
コンピュータやネットにあまり詳しくない方々が情報を伝達した結果、食い違いが生じたようです。

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2010.06.21

LibraのWebサーバに何が起こったか

Webサーバとデータベースサーバとの接続の周りでトラブルが起こったと推測。

私はLAMPとLAPPを主に扱っていますので、このページの内容がもし間違っていたら、ご指摘ください。

Libraのサーバ構成

  • Webサーバ:IIS
  • データベースサーバ:Oracle
  • Webサーバとデータベースサーバは別ノード

サーバのプログラムやその他ソフトウェアなど、内部については確認できませんでした。

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2010.06.21

負荷について考えたこと

スクレイピングスクリプトの設計時に考慮した負荷対策。

スクレイピングスクリプトを作る際、それぞれのコンピュータにかかる負荷について、次のようなことを考えました。

“負荷について考えたこと”の詳細はこちら »

2010.06.21

どんなプログラムを作ろうとしていたか

レンタルサーバでデータベースを毎日自動更新。 プライベートのWebアプリケーションようなイメージ。

自分専用新着図書サイトの完成後のイメージはこんな感じでした。

レンタルサーバを借りて、PHPスクリプトをcronからキックし、データベースを毎日自動更新。
IPアドレスで自分のIPのみを許可、プライベートのWebアプリケーションようなイメージ。

プログラム概略

  • Libraの新着図書ページを読み込んでISBNや予約数などをスクレイピングする
  • 取得したISBNや他データに新規登録日付を付加してデータベースへ入れる
  • PHPスクリプトをcronで毎日定時に実行してデータベースを自動で更新する
  • AmazonのWebAPIや他APIとマッシュアップして、新着図書についてレビューを表示する
  • Libraの予約数を表示、予約が多ければAmazonで購入、予約が少なければLibraで予約

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2010.06.21