浜松市の浜名湖で18日、愛知県豊橋市立章南中の1年生ら20人乗りの手こぎボートが転覆、女子生徒が死亡した事故で、市教委は20日会見し、当日出ていた強風などの注意報が静岡県立三ケ日青年の家側から、学校側に知らされなかったとの調査結果を公表した。事故が起きた野外学習活動を引率した教職員6人に聞き取り調査し、全員が「知らなかった」と答えたという。
市教委は青年の家職員らからも聞き取り調査した。その結果、18日正午時点で大雨・雷・強風注意報が出されていたことを、青年の家の職員の1人が昼食休憩時、同僚らに口頭で知らせていたという。
同校の水野克昭校長は事故直後の会見で、自身は注意報を知らなかったと説明している。【丸林康樹】
毎日新聞 2010年6月21日 1時52分(最終更新 6月21日 9時10分)