トークダイジェスト
トークダイジェスト 11月19日『油断』




最新放映分

浜田さんのせいで打たれました


石井一久

アメリカ・メジャーリーグで1年目ながら見事な活躍をみせた石井さん。そんな石井さんの活躍を一目見ようと、関西系のある大物が試合観戦に訪れたことがあったらしい。その男の名は浜田雅功(39)。「マウンドからスタンドにいる浜田さんを見つけたら、合図をする約束をしてたんですよ。浜田さん、すごく喜んでいらっしゃったんで、すぐ見つかりましたね。」石井さんが浜ちゃんのために用意したシートは超VIPシート。浜ちゃんは、どうやらそれに大喜びしていたらしい。そんな浜ちゃんを見つけつつも、とりあえず1回の相手の攻撃を抑えてから、合図を送ろうとか、そんなことにばかり気がいってしまっていた石井さん。そして・・・「1回でボコボコに打たれてしまったんです。それで合図が送れなかったので次の回に合図を送ろうと思っていたんですけどね。」しかし、次の回、石井さんは交代させられてしまったのだ。野球以外のことを考えるという油断をしてしまったのは石井さん本人なのだが、「結局、合図も送れなかったですし、打たれたのも浜田さんのせいなんですよ!」と言い張っていた。


から揚げ食べて大暴投!



パンチ佐藤

パンチ佐藤さんからは、オリックスに13年受け継がれているという控え選手の心得を話してくれた。その心得は、ある選手の油断から生まれたものだという。「プロ野球のベンチ裏っていうのは、控えの選手がスタンバイのために体を動かしてるんですよ。」そして、そこには飲み物やら軽食やらが用意されているらしい。「サンドイッチとか、から揚げとかが置いてあるんですけど、ある先輩が唐揚げを食べていたんですよ!しかも利き手で!」パンチさんの先輩はその直後、守備固めで試合に出ることになった。「携帯電話の法則※と一緒で、野球の場合も交代した選手のところに打球が飛ぶっていう法則があるんです!その法則の通り、交代した先輩のとこにすぐ打球が飛んでいったんです。」しかし、その打球は平凡なサードゴロ、なんなくキャッチしファーストへスローイン、タイミング的にも確実にアウトをとれる・・・しかし、ここに悪魔は潜んでいた。「さっきのから揚げの油が指先に残っていたんですよ!なんと、その油でボールがすべっちゃって暴投になってしまったんです!それから、オリックスでは“利き手でものを食べてはいけない”という、心得が生まれたんですよ!本当です!!」と、力強く話すパンチさん。この話を聞いたMCの金子賢から「パンチさんも、毎週よく考えてきますよね」と、感心するほど、よくできた話だった。

パンチさん曰く、携帯電話の法則というのは「肝心な時に電話をかけられない!」ということらしい。


目にもの食わせます!



武蔵

2002 K−1 WORLD・GP決勝トーナメント抽選会、武蔵さんはボブ・サップとの対戦を選ぶべきかどうか、考えていた。「サップと戦ってもよかったんですけど、まだ対戦カードを決めていない選手もたくさんいたし、とりあえずヤツとの勝負は避けておいたんです。」と、対戦あいての誰も入っていないボックスを選んだ。ボブ・サップと対戦を自分が選ばなかったことで、武蔵さんはある大物選手の存在をそれほど気にせずにいた。それはジェロムレ・バンナ選手。「バンナはサップとやりたいって言うてたんです。バンナが対戦相手を選ぶ番になっても、サップの相手は決まってなかったんで、まぁ、サップのとこにいくやろって思ってたんですけどね。」ところが、バンナ選手が迷いもせずに選んだ相手は武蔵さんだった。「まさかこっちにはけぇへんやろって思ってたんですけど、まっすぐコッチに来やがって・・・しかも、バンナは絶対に優勝するためにサップを避けた(=勝つために武蔵さんを選んだ)って言うてるんです!※目にもの食らわしてやりますよ!」と、話す武蔵さん。しかし、その声は小さかった。

正しくは「目にもの見せる」です。






益子直美

「現役時代、1年に1回くらい、何をやっても絶好調!っていう日があったんです。」と話す益子さん。スパイクだろうがなんだろうが、何をやっても上手くいくという奇跡の日が、1年に1回訪れていたらしい。ところが、そんな絶好調の日でも全てが上手くはいかないのが益子さん。「そんな日に限って、捻挫したりとか、ケガをするんですよ。」と、絶好調の代償が必ずあったという。そして、そのジンクスはタレント活動をしている今でも続いているという。「ごくたまに、何を言ってもウケル日があるんですよ!で、どんどん喋ってると、調子に乗って言っちゃいけないことを、ポロっと言っちゃたりするんですよね・・・」と、少し自己嫌悪ぎみの益子さんだった。






太田真一

競輪選手の太田さんは、ちょっとした気のゆるみから、オリンピック出場を危うく逃しそうになったという。2年前、シドニー五輪出場を決めた太田さんは、五輪前の最後の国内レースに臨んでいた。「その時に、これでオリンピックまでレースがないやって、どこかホッとした部分があったんです。」その「ホッ」が、大怪我へと繋がってしまう。そのオリンピック前の国内最後のレースで転倒、鎖骨を折ってしまったのだ。「それでもなんとかオリンピックに出たくて、競輪選手御用達のある名医に治療をお願いしたんです。三重県に住んでいらっしゃる先生で、鎖骨なら任せとけっていう方なんですけどね。」この三重県在住の名医の治療のおかげで、何とかオリンピック出場には間に合った太田さん。しかし、今も骨折した左の鎖骨が1cmほど短いらしく、バランス感覚が取るのが難しいことがあるという。






花田勝

元・横綱の花田さんは、現役時代、10日目までは勝ちまくるのだが、なぜかそれ以降は勝てないという時が何度かあった。それは、ある油断が原因だったようだ。自分の体力やスピードが最高な状態で取り組みに入れるように、場所前に必ず自分のベスト体重に調整していた花田さん。しかし、「でも、たまに大丈夫だろうって、体重計にも乗らずにいることがあったんです。もう、なすがままという感じで。そうすると、だいたいベスト体重より10kgくらい少なくなってしまうんですね。」このベスト体重よりマイナス10kgの状態でもスピードがあって勝てるのだという。ただし、それは10日目までのこと。「10日目以降になると、武蔵丸、曙、小錦といった相手になってくるんで、その体重、スタミナでは勝てなくなってくるんですよ。」と、話す花田さん。10日目以降の失速は、こんなところに原因があったのだ。

現役時代は、相撲以外の油断がとんでもないことにつながっていたようで「友達と一緒にいるだけで、週刊誌に写真を撮られてしまってましたね。」と、かなり普段の生活にも気を使っていたようす。「土俵に上がると、その週刊誌を見た人に野次られるんですよ。そうすると、動揺しちゃって・・・塩を取るのもの忘れたりしてましたね。でも、やましいことはないんですよ!本当に!!」みなさん、信じてあげましょう!





中西哲生

あまり多くの点が入らないサッカーでは、ゴールを決めた選手が大喜びするのは、よく見る光景。しかし、「喜びすぎて、フィールドの周りにある看板を越えたらイエローカードなんですよ。」と、喜んではばかりはいられないのだが、それはルール上のことだけではない。93年、Jリーグが発足した年の鹿島アントラーズVS浦和レッズの一戦、レッズはアウェイで福田選手が得点をあげた。大喜びのレッズイレブンは福田選手のところに11人全員が集まって抱き合っていた。ところが「その間に鹿島の選手は、プレーを始めっちゃったんです。もちろん誰もいないので、簡単にゴールを決めてしまいましたね。」と、レッズはアッという間に点を返されてしまった。その光景を見て唖然とするレッズイレブン。ゴールの後のちょっとした油断が、恥ずかしい失点につながってしまたのだ。


予告

11月26日『青春時代』

トップアスリートを育てた青春時代。様々なものを犠牲にし、若き日々をトレーニングに費やした彼らにとって青春時代とは、どのようなものだったのか?汗と涙と栄光と挫折、アスリートの青春自慢トーク炸裂です!

出演者(50音順、敬称略)
角田信朗、芹澤信雄、高津臣吾、花田勝、パンチ佐藤、藤井来夏、吉島千絵


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