本日も日曜日だというのに、仕事が遅いせいか首相官邸の記者クラブで半日、記事を書いたり、うなったりの作業をしていました。で、昼時に官邸の外に出て、カレーのチェーン店で食事をして、また官邸に戻ろうと官邸横の坂道を文庫本を読みながら歩いていたところ、
「すいません、どちらに行くんですか?」
と誰何されました。そりゃ警察官も仕事なんだから仕方ないとは思いますが、普通に歩いていてこうです。ここのところ、その頻度が異常に上がっていて、ただ単に道を歩いていたり、ちょっと立ち止まったりするだけで声をかけられるのが鬱陶しいのです。
私の人品骨柄がよほど怪しくうさんくさく見えるか、民主党政権側に変な脅しやサインが届いているのか、数日前には、後輩記者と待ち合わせで官邸前の交差点の角に数分立っていただけで、複数の警察官から「何をしているのか」「記者か?」とただされました。
そのしばらく前には、背広に国会バッヂ(国会に入るときに必要な記者用認証バッヂ)をつけているにもかかわらず、「どちらさまか」と若い警察官に聞かれ、「このバッヂぐらい覚えておいた方がいい」と教えたこともありました。この界隈にはたくさん記者がうろうろしているのだから。
まあそれもこれも、向こうも仕事なんだからとは思うのですが、私もここ12年近くこの界隈をうろついているものですから、最近の職質の多さは以前と全然違うなあと感じています。とにかくやたらと声をかけられるのです。
官邸であるとか国会であるとか、国家の枢要な場所をきちんと警護・警戒することは当然ですが、なんかここのところ、なんだかなあと感じることが多いのでした。それとも、本当に何か警戒しなければならないような情報でも入っているのかしらん。
by じょんくん2世 酒王
まあ別に、仕方がないことなの…