参院選を前に遊説を本格化させた菅直人首相は20日、「私も現在63歳。もう定年かもしれないが、まだ10年ぐらいはがんばる気持ちでやる」と語った。ほぼ1年ごとの内閣交代が続いている中、「長期政権」を宣言した。
首相はこの日、東京都町田市と横浜市で参院選立候補予定者を応援。「長期政権」は、横浜での演説で、女性や高齢者の労働力を生かす社会を目指す考えを強調するくだりで飛び出した。
ただ、さすがに10年は長すぎると思ったのか、同じ演説の中で「そんなに現役でいるわけじゃないんだろ(と言われれば)、その通りだ。50代、40代にどんどん移していく」と、世代交代を進める考えも示した。