八甲田山中で山菜採りの女子中生死亡

　２０日午前６時４５分ごろ、青森市の八甲田山の酸ケ湯温泉付近で、山菜採りに来ていた同市八幡林の無職伊藤真弓さん（４５）と、次女の中学２年実姫さん（１３）の２人が倒れたと１１９番があった。

　実姫さんは現場で死亡が確認された。真弓さんと、真弓さん親子の親せきで青森市油川の無職長内美里さん（３５）、長内さんの息子の小学５年瑞鳳君（１１）の３人が病院に搬送されたが、命に別条はないという。

　県警は火山性の有毒ガスが発生した可能性があるとみて、実姫さんの死因や現場の詳しい状況を調べている。

　県警によると、伊藤さん親子らは親せき計９人で１９日夕から酸ケ湯温泉を訪れていた。このうち７人が山菜採りのため２０日朝から入山。伊藤さん親子と長内さん親子の４人と、ほかの３人の２組に分かれていた。

　県警は現場付近の道路を一時通行止めにし、ほかの入山者に注意を呼び掛けた。

（2010年6月21日00時04分  スポーツ報知）

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