［ＴＡＫＵＹＡ一刀両断］なぜ俊輔…選手交代に疑問残る

東京・恵比寿でパブリックビューイングに参加したＴＡＫＵＹＡ（左は１７５ＲのＳＨＯＧＯ）

　◆南アＷ杯第９日　▽１次リーグＥ組　オランダ１―０日本（１９日、ダーバン）う～ん、悔しいですね。前半は世界でもトップクラスの守備ができていたと思う。ここまでは１００点だっただけに悔いが残ります。

　１点取られるのはしょうがないとして、選手交代に疑問が残りました。俊輔はけがしてるんじゃないのかな？　後ろにしかパスが出せないし、ボールを取られても追い掛けに行かない。交代させるんだったら、せめて使える選手を入れてもらわないと。

　それと岡崎。終了間際のあの決定的なシュートは決めてほしかった。Ｗ杯では決めなければいけないシュートだった。残念ながら日本は控えの選手層がそれほど厚くないのが現実。これがオランダとの決定的な差になって表れたのだと思います。この差を埋めて、自分が死ぬまでに日本のＷ杯優勝を見てみたい。だから、この０―１という結果はしっかりと覚えとかないといけない。

　前半は本田とサイドの大久保と松井のどちらかが、２人だけで仕掛けるスタイルがはまってました。オランダもあまり分析できていない感じだった。忍耐が必要なサッカーだけど、これが今の日本人に一番合っている形だと思います。

　やっぱり個人技やパス回しにも、強豪国とアジアの圧倒的な差も感じました。以前ほどではなくなってますが。日本人の多くが海外のビッグクラブに行く時代にならないと、この差は埋まらない。野球が長年かけてイチローや松井秀喜を生み出したように、サッカー界もすそ野を広げていかないと、なかなか追いつけない気がします。（ミュージシャン、元ＪＵＤＹ　ＡＮＤ　ＭＡＲＹ）