元横綱・朝青龍関がシンポジウムに出席

　元横綱・朝青龍関が１９日、京都市で開かれたシンポジウムに出席した。「マイクを握るのは（２月の）引退会見以来」と笑顔を見せ「これからも相撲のために頑張りたい」と話すと会場から拍手がわいた。

　ＮＰＯ法人日本文字文化機構主催の「日本の文字・文化・伝統のあゆみ」にパネリストとして登壇。懸賞金を左手で取って問題視された時、過去に左手で取った関取がいたことを自ら調べたことや、モンゴルで古い言葉が使われなくなるなど自国の文化衰退への危機感を明かした。

　横綱に昇進したときの口上を引き合いに出して「何でも一生懸命やれば結果が出ると、今でも信じている」と力説した。