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【口蹄疫】ブランド牛の危機 種牛も殺処分対象に (2/2ページ)
このニュースのトピックス:口蹄疫
松阪市の担当者は「子牛は出荷までに2年程度肥育するため、すぐには影響は出ない。しかし、今後は子牛の買い手がほかの産地に集中し、値段の上昇が予想される」と危惧(きぐ)する。
佐賀県でも出荷される2万6千頭のうち、宮崎産の子牛が14〜15%を占める。県畜産課は「餌のやり方一つとっても、宮崎産には宮崎産の育て方がある。他県産の子牛に切り替えるにしても、その子牛にあった飼育技術を学ぶことが必要で、すぐの切り替えは無理」と悩む。
宮崎県畜産課は「次の世代を担う種牛がいなくなると宮崎牛ブランドが崩れるばかりか、他県のブランド牛にも影響が及ぶ。想像できない大きな打撃だ」と嘆いている。(高橋裕子)