宮崎 川南町で家畜の処分終了
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宮崎 川南町で家畜の処分終了

6月20日 19時4分

口てい疫の問題で、宮崎県内で感染が最も集中した川南町で20日、感染した疑いのある家畜の処分がすべて終了しました。今後は、感染拡大の予防措置としてワクチンを接種した家畜の処分に全力をあげることにしています。

宮崎県内では、これまでに20万頭近くの家畜が口てい疫に感染した疑いがあるとして処分の対象となり、川南町では、全体の70%以上に当たる14万5000頭余りに上りました。ことし4月の発生以来、2か月にわたって家畜の処分が進められ、20日も雨が降り続くなかで獣医師などが処分作業を行いました。その結果、感染した疑いのある家畜の処分は午後4時ごろにすべて終了し、川南町では、今後、感染拡大の予防措置としてワクチンを接種した家畜の処分に全力をあげることにしています。川南町の簑原敏朗副町長は「一区切りついたとは思うが、ワクチンを接種した家畜の処分が残っている。これからも計画的に作業を進めていきたい」と話していました。宮崎県によりますと、19日現在、感染した疑いのある家畜の処分は西都市と高鍋町でおよそ9000頭が残され、ワクチンを接種した家畜は、7つの市と町で残りが5万頭近くになっているということです。