ネガティヴ ドラゴンズ。(通称=ネガドラ)

球春到来。
2010年もアツくネガるブログ。

東京ドームのレフトスタンドで起こった事

2010-06-20 18:34:56 | 2010年
中日 1 0 0 0 1 0 0 0 0 - 2
巨人 0 2 0 1 0 0 0 2 X - 5

勝:藤井(5勝1敗0S)
S:クルーン(1勝1敗11S)
敗:川井(1勝2敗0S)

本:阿部 21号(2回裏2ラン) 、小笠原 16号(8回裏ソロ)

まぁ9回まで2安打。
9回表の2死から森野に1安打が出て3安打。
8回裏に平井が追加点を2点取られて、まぁ反撃出来る気配も無かった事もあり、クルーン
とて昨日の悔しさを晴らす意味においても「3点あれば余裕で投げれる」だろうと。川井は
一所懸命投げていた。阿部は凄い、小山のキャッチは全然ダメ。堂上直倫の守備の安定感
はなかなかのモノであるのに対し、5回裏2死からの小笠原の普通のショートゴロに対しての
荒木の送球エラーは何なの?と言う…

細かいレベルの突っ込みの気持ちは存在するけど…今日はそんな「瑣末な事を嘆くつもりは
毛頭なく」、それでいて「物凄く悔しく、情けなく、腹立たしい思い」に襲われた。

東京ドームのレフトスタンドは、「ビジター応援席」と「レフト巨人応援席」、そして「外野
応援席」に区分けされている。ビジター応援席は対戦相手の応援のみを行ってよい席。レフト
巨人応援席も同様。
で「外野応援席」については、「基本的に混在エリア」である。「ビジター応援席」の枚数が
少ない事もあり、ドラゴンズファンが購入する可能性が高いと言う事はあるけど、外野で巨人
を応援する席を確保できなかった巨人ファンが購入する可能性も無くも無く。ただ中日ファン
のまっただ中にポツンと巨人ファンが点在する事もあり、…ハキと申さば表だって応援をして
良い空気では無いので、「暗黙の了解」として、オレンジのタオルを振って得点を喜びと言う
行為は自重する傾向にはある。禁止されてはいない。巨人のユニを着る、オレンジ色のタオルを
持つ事も含め、「ダメ」とは言われていない。


「空気読め!」と言う事だけの話が、何となーく存在する。

「事件」が起きたのは、2回裏の阿部の逆転2ランがレフトスタンドに突き刺さった時の事。

全く空気を読めない、レフトスタンドにいた巨人ファンの女性2人が立ちあがってオレンジ色の
タオルを振り回した。逆転弾、毎度毎度の阿部。…中日ファン的には「面白くない」のは分かる
が…その女性ファン2人に向け、十重二十重になって殺気立った中日ファンが、暴力行為すら
辞さないと言う態度で喰ってかかり、そして警備員に向け「あいつらを退出させろ!」と言う
促しをしたりして。

川井が必死に投げている、
グラウンドではドラゴンズの選手が、一所懸命プレーしている。

そんな中、
「オレンジ色のタオルを振って喜ぶ巨人ファン」への怒りの感情と、彼女らを排除しようと言う
動きを、あろうことか多くの中日ファンが共有した。…そのただなかに存在する事が…どれほど
恥ずかしく情けなく、そして…立ち上がって帰りたい気持ちになったか?…お分かりいただける
だろうか?

個人的に。
数ある選択肢の中から、「日本のプロ野球」、その中でも「中日ドラゴンズの野球が楽しい」と
思うから、球場で応援している。応援するにあたり、「立ち上がって叫べる」と言う事…つまり
声を張り上げて応援できるから、外野席で応援しており、別に「安易な仲間とトモダチごっこ」
をして、「俺たち、私たち」などを形成するために外野席になど行く由も無い。頭の出来も収入
も社会的立場も違う人間が、そうそうカンタンに「仲良く」などなれるはず無いじゃない?とも
思うし。ただ、一緒に心を合わせて、「中日ドラゴンズの野球を堪能し、喜びを分かち合える」
と言う事は出来ると思うので。

外野に行くのは「そのため」である。悪趣味なサークル活動のようなモノに参加するつもりもなく、
別に知り合いなど作りたくも無い。…そんな面倒くさいモノゴトなど、正直ゴメンである。

十重二十重に、排除しようとしていた輩どもは、恐らく後の「酒の席の武勇伝」の一つにでもし
ようと思っていたのだろう。刺繍ユニで自分を強そうに装い、コワモテ風味にして、いかにも
触れればキレるぐらいの雰囲気を出しながら…味方の選手が必死に野球をしている姿を見ずに
オレンジのタオルを振り回す事の排除に懸命とか(笑)。

中学生レベルの「苛め」と一緒じゃないか?と。

そして、オレンジを排除する動きと言う点において…「あるまじき行為」があり。

父親母親、そしてお子さんの3人で球場に来られていた、ただ首にオレンジ色のタオルを巻いて
いるだけのご家族に対しても、中日ファンの攻撃はおよび。断じて言うがそのご家族はタオルを
振り回していない。巨人の攻撃中も大人しく座って応援していた。ただ、野球を楽しんでいただ
けなのに…その家族の父親に向けて、オトモダチと団体で来ていた一人のオトコが絡み出して…
それを見かねた係員の方が「別の席をご用意しましたのでご案内します!」と助け船を出した。

…お子さんが、
男の子が…怖くて泣いてしまった。

この瞬間を傍で見ている身として、言葉を選ばずに言えば絡んだ人間をボコボコにぶん殴りたく
すらなった。100%負けない。そんな自信はある。

でも、そいつをボコボコに殴っても、
その場を支配している空気で申さば…私は「マイノリティ」である。3人4人をボコボコにするぐらい
の事は出来よう…。でも、その空気を構成している人数は3人4人ではない。オレンジ色を身に付けた
人間を排除しようと言う動きに対して、数人をボコボコに殴って、あわれ、この私は別室に連れて
行かれ、そして警察のご厄介になって起訴されて…色々な事が起こったとしても…今後何も変わる
事は無いだろう。

私が出来た事としては、ご家族のお父さんが去り際に「中日ファンってこんな奴らなのかよ!」と
吐き捨てるように言われた言葉に対し、「申し訳ありません!と頭を下げてお詫びをするだけだ
った。「申し訳ありません!」と言うと「おかしいよ!オレたちはみんなと仲良く野球を見たい
だけなんだ!」って。

子供に怖い思いをさせて、父親としての威厳を見せる事も出来ず、用意してくれた席に向かうよりは
本当は絡んできた男を殴り倒したいであろう衝動を抑えかねている…その父親の真っ赤に充血した
目を見て…本当に本当に、哀しくて情けなくてやりきれない気持ちになった。

「応援するチームの弱さへの矛先を、
 余所のチームのファンに、
 しかも暴力性を秘めて、しかも集団を形成して向けるとはいかなる仕儀か?」と。

私も他人事では無い。
連座と言う面においては「同罪」であると見ている。

だからこそ、悔しい。

暗殺拳の使い手なれば、今頃10数名が「あべし」だの「ひでぶ」だのと言ってどこぞで爆発している
だろうに。

そして、そんな彼らとて或いは「人の親」だったり「家庭」があったりするだろう?

例えば家族そろってデニーズで注文をしている時に、唐突にコワモテのオッサンたちが徒党を組んで
「テメェら何をこの席に座ってんだよ?」などと殴りかからんばかりの絡まれ方をしたらどう思う?

一人ならまだ何とか対処出来るかも?だけど、集団で、しかも「守るべき家族」と一緒にいる時に、
大勢の人間が殺気立って向かって来たと言うような…そんな情けない状態を作り出した事について。

本当に本当に「悔しい!」と思っている。

次に行く時にはワザと巨人のユニでも着てオレンジのタオルを振り回して、絡んできた人間をボコボコ
にして大恥をかかせてやろうか?とすら思ってしまう。

でも、
我が国は「北斗の拳」の世界では無い。
法治国家であり、そして日本は「和」の精神を尊ぶ国民であり、モノゴトは「話せば分かる」「分か
らせるように説明する」べきであるとも思っている。無法に対し無法で対抗すれば、法治国家の体を
為さなくなると思うし。

であるがゆえに。

起こった事をブログに書く。
ドラゴンズを愛するはずのファンと思しき人間が引き起こした「陰湿な集団イジメ」について。

そしてその「イジメ」を、多くの中日ファンが「支持していた・看過していた」と言う事実について。

球場にはこんな「民度の低い人間どもが参集している」と言う事を、球場に行かなかった方にも知って
いただきたいと思う。

そして、
私個人として、「次に同じ事が起こった時に“どうすれば良いのか?”」と言う課題を…もっと真剣
に考えるべきだと思っている。ブログで事実を紹介するだけでは手落ちがあると思っており、今日の
もめ事を収集出来なかったと言う点においては中日ファンとして「連帯責任」はあると思っており。

それに対しての反省は強く強く持っている。
結局何も出来てませんし。

だから、次、同じような事が起こった時に、「どう対処するのか?」をキチンと考え、それを履行で
きる準備はしておくつもり。

ですので…。
このようなつたないブログですが。

お読みいただいている皆様も、
ぜひぜひ「こんな事が起こった事」を知っていただき、
できれば「こんな事を再び起こさないために、球場に来て、何も悪い事をしていなかったお子様づれの
家族に怖い想いをさせるような事が繰り返される事の無いよう、再発防止に向けて何かの考えを持って
おいていただければ、幸いです」と。

何度も言いますが、
決して私だけは「他人事」とは思っておらず、自分自身も「加担者」であるとも思っております。

結局何も出来てませんしね。非常に、自分自身の行動力の無さに対しての失望も感じております。

以上、
変な記事になっちゃいましたが。
読んでいただきました事、お礼申し上げます。

↓ついでですので、クリックでも一発、
 よろしくお願いします。

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