NHK沖縄県のニュース 沖縄放送局
普天間日米合意考えるシンポ
アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、名護市辺野古に移設するとした日米両政府の共同声明について考えるシンポジウムが２０日、名護市で開かれ、稲嶺市長は、「地元を無視した決定だ」として、日本政府の対応を批判しました。このシンポジウムは、名護市辺野古地区への移設を明記した日米両政府の共同声明について、考えようと大学の研究者などでつくる団体が開いたものでまず名護市の稲嶺進市長が「共同声明の発表は、地元と話し合いもなく、名護市民や県民それに地域の住民を無視して行われた。全く許されるものではない」と政府の対応を強く批判した上で今後も移設反対を訴え続ける考えを示しました。
このあとのパネルディスカションには嘉手納基地を抱える嘉手納町の宮城篤実町長や共同声明で訓練の移転先として盛り込まれた、鹿児島県徳之島から伊仙町の大久保明町長が参加しました。
この中で大久保町長は「これからは一致団結して、基地は作らせないという認識を共有していきましょう。」と述べて、共同声明への反対を強く訴えるため名護市などと連携を深めていく考えを示しました。
06月20日 18時45分
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