口蹄疫 主な出来事

(2010年6月20日付)

5月19日 政府は川南町を中心とする発生農場から半径10キロ圏内のすべての牛や豚にワクチンを接種し殺処分、10〜20キロ圏内の牛や豚はすべて出荷し「緩衝地帯」をつくると発表。殺処分される家畜に対し一律の奨励金などを支払う支援策を発表
  20日 西都市で初の感染疑いを確認
  21日 ワクチン接種受け入れ。政府は殺処分する家畜の補償を時価評価すると発表。西都市に避難させていた種雄牛6頭のうち「忠富士」の感染疑いを確認。木城町で初の感染疑い
  22日 ワクチン接種開始
  24日 政府が種雄牛49頭の特例救済認めず。えびの市で清浄性確認検査を開始
  25日 県は、県農業振興公社による埋却地買い上げを決定。赤松広隆農相(当時)が衆院農林水産委で感染拡大を謝罪
  28日 口蹄疫対策特別措置法が成立。種雄牛49頭のうち1頭で感染疑いを確認
  30日 農水省がえびの市の清浄性確認検査で、血液を採取した155戸すべてで陰性を確認したと発表。赤松農相が2度目の来県。「結果的に感染が拡大した」と陳謝
  31日 種雄牛49頭を殺処分。都農町のミヤチク都農工場が特例で食肉処理再開。搬出制限区域内の牛の受け入れ開始。えびの市で清浄性確認のための目視検査を開始
6月1日 鳩山由紀夫首相(当時)が来県。東国原知事や畜産農家と会談し対策に「万全を期す」と表明
  2日 県が殺処分される家畜に対する時価評価の算定基準公表。鳩山首相が辞任
  4日 えびの市の清浄性が確認され、37日ぶりに制限区域を解除。予防的殺処分などを盛り込んだ特措法が施行
  5日 西都市に避難している種雄牛5頭の遺伝子検査で陰性確認
  6日 種雄牛5頭が抗体検査でも陰性
  7日 政府現地対策チーム本部長・山田正彦農水副大臣(当時)が、ワクチン接種などの対策費の国全額負担を明言
     農水省の疫学調査チームがえびの市で感染経路の調査を実施。川南町と同市を行き来した車両による感染拡大の可能性を示した
  8日 山田副大臣が農相に昇格
  9日 都城市高崎町の和牛肥育農場で感染疑いを確認。
     政府の現地対策チーム本部長に篠原孝農水副大臣の就任が決定
  10日 移動制限区域に入ったミヤチク高崎工場が操業停止。宮崎、日向、西都市のワクチン接種区域外で感染疑いを確認
  12日 菅直人首相が来県。農家や東国原知事と会談。西都市尾八重に避難させていた種雄牛5頭の抗体検査で陰性を確認
  15日 農水省は搬出制限区域内で家畜の早期出荷を促す支援金などからなる追加支援策を発表
  16日 国富町で初の感染疑いを確認
  17日 非常事態宣言1カ月を前に、県が「消毒徹底緊急アピール」。北沢俊美防衛相が来県。自衛隊員1130人の増派準備を明らかに
  18日 口蹄疫対策費の全額国費負担を閣議決定
     (感染・感染疑いによる殺処分対象頭数は19万9284頭=18日現在、ワクチン接種家畜約7万6000頭)