カートを見るオンラインヘルプはじめての方へ
 
 
 
 
ゲームミュージック
スィープレコード
 └試聴コーナー
M'sアート(古川もとあき)
ZUNTATA RECORDS
アイエヌエイチ
WAVE MASTER
その他GM
アニメ
DVD
ブルーレイ
CD
特集アーカイブ
ご利用案内
お問い合わせ
会社概要
利用規約(古本市場オンライン)
会員規約(古本市場オンライン)
Powered by
= WARNING =
本サイトは 株式会社テイツーが運営しています。会員サービス、商品詳細、カート、ご購入に関するすべての手続きは、株式会社テイツーが運営する「古本市場オンライン」にて行います。サイトのご利用規約、プライバシーポリシーは全て「古本市場オンライン」に準じます。
協力サイト リンク
sweeprecord
古川もとあきSTATION
ZUNTATA OFFICIAL SITE "Z-Field"
株式会社アイエヌエイチ
株式会社ウェーブマスター
2009.02.25
 
コナミを退社、独立の道へ
将来の展望~「GA-CORE」に望むこと

>> 1/4回から読む <<
 
古川もとあき

作曲家。1986年にコナミ入社後、『グラディウスII』『A-JAX』『ゼクセクス』など数多くのゲームミュージックの作曲を手がけ、ゲームミュージック系バンドの先駆け的存在である「コナミ矩形波倶楽部」のリーダーも務める。2003年にコナミ退社後、フリーの作曲家・アレンジャーとなり、ゲームミュージック以外の分野でもさまざまな楽曲・CDをプロデュースし、ライブ活動も精力的に展開中。

●コナミを退社、独立の道へ
   
  2003年に長らく勤めたコナミを退社した古川氏。最終回となる今回のインタビューでは、独立後のご活躍ぶりを中心に語っていただきました。
   
鴫原: もし差し支えなければ、コナミを退社して独立なさったきっかけを教えてください。
   
古川: リストラです。
   
鴫原: エッ!? まさか古川さんほど実績のあるお方がリストラに遭われるなんて……。
   
古川: ウソですウソです(笑)! まあ「神のお告げ」があったとでも言いましょうか、なんとなく自分の中でそういう潮時のような気がしたんですよね……。
   
鴫原: 現在でもゲームミュージック作曲のお仕事は引き続きなさっていますよね。昔とは制作方法や機材などがまるで異なるかと思いますが、ゲームミュージック作曲のお仕事は今でも楽しいですか?
   
古川: もちろん楽しいですよ。私は基本的に楽しい仕事しかやりませんから(笑)!
   
鴫原: 独立されてからは、かつて競合他社にいらっしゃった方々とのライブ活動なども多数なさっていますが、そもそも他社ご出身の方と組んでお仕事を最初にしようと思った動機は何だったのでしょう?
   
古川: やはり自分がコナミを辞めて独立したことのはメリットは、メーカーの枠を超えたお仕事ができることにありますからね。これからもいろんな方とコラボをしてみたいですね。
   
鴫原: たとえば、2004年に発売された「ファミコン20THアニバーサリー アレンジ・サウンド・トラックス」のCDなども、メーカーの垣根を越えたことで実現したもののひとつですよね。ところで、このCDで古川さんがアレンジを担当した曲は何でしょうか? また、曲をアレンジしようと決めた理由もぜひお聞かせください。
「ファミコン20THアニバーサリー アレンジ・サウンド・トラックス」
任天堂ファミコンゲームミュージックのアレンジアルバム。ゲーム・ミュージック界を代表するのコンポーザー9人が、ファミコンの名曲をトリビュート。ピコピコ系のサウンドが、あるときはビッグバンド・ジャズ風に、またあるときはギターをフィーチャーしたアレンジにといった具合にあらためて新鮮に響いてくる。
   
古川:

担当したのは「ヨッシーのクッキー」のアレンジ曲です。原曲はとてもコミカルな曲調だったのですですが、最初に聴いたときにギターサウンドとしての完成形が自分の中でイメージできたのでこれにしようと決めました。実際、出来上がった曲も当初のイメージどおりに仕上がったのではないかと思いますよ。

   
鴫原: 独立なさったとはいえ、現在でもコナミ作品の開発に関わっていらっしゃいますよね。代表的なところでは、音楽ゲームの「ギターフリークス」や「ドラムマニア」シリーズになるかと思いますが、曲を作る際には本物のギターやドラムではなく、ゲーム専用のコントローラーで演奏した際に楽しくプレイできるように計算して作っているのでしょうか?
   
古川: ええ。音楽ゲーム用の曲の場合は、普通の演奏ではまずやらないような、もうそれこそしつこいくらいに複雑なパターンを考えて打ち込んだりしています。そうしないと、実際にゲームをプレイしたときに簡単にクリアできるようになって面白くなくなっちゃうんですよね。
   
鴫原: その他、「ギターフリークス」や「ドラムマニア」シリーズの作曲や収録にあたり特に工夫なさっていることは何かありますか?
   
古川: シリーズを重ねていくうちに、いつの間にかかなりの数の曲を使っていただきましたので、新しく作るときは以前と似たような曲調にならないよう特に気をつけていますね。
   
鴫原: 昨年発売されたPS2版「サンダーフォースVI」のBGMには、古川さんが代表を務める「M'sアート」がプロデュースした著作権フリーのCD、「TRADITIONAL SHOOTING」の収録曲から使用されたものがありますよね?これ以外にも、他のシューティングとかRPGなどの作品に楽曲を提供したものは何かあるのでしょうか?
   
古川: 自分としてはぜひ楽曲をいろいろ提供したいと思っているのですが、実際はオファーがあまりなくて……(苦笑)。最近ではコナミの「オトメディウス」が最後になりますね。
   
鴫原: そういえば、元S.S.T.BANDの並木晃一さんもゲスト参加した神戸でのライブが今度DVDになるそうですね。いったいどんな内容になるのですか?
   
古川: 東京と神戸で収録した、ライブのベストテイクを選んで編集した内容になります。リリースまでぜひ楽しみにしていてください!
   

 
●将来の展望~「GA-CORE」に望むこと
   
鴫原: 現在までに制作・発売されている一連のオリジナルCDの方向性や、ゲームミュージックとの関連性や距離感などは、古川さんご自身はどのように考えていらっしゃいますか?
   
古川: 方向性については日々考えながらいろいろと模索しています。明日になったら急に方向転換するようなことがもしかしたらあるかもしれませんが、自分としては常に一番良いと思われる方向を目指しているつもりです。
   
鴫原: 今後は「古川もとあき」という一人のミュージシャンとして、将来どんな活動をしていきたいとお考えですか? 展望などをお聞かせください。
   
古川: 現在よりも、もっとメジャーになることを目指したいですね。私のサウンドを少しでも多くの方に楽しんでいただけたなら、こんなに幸せな事はありません。
   
鴫原: それでは、これが最後の質問になります。今後、古川さんが当「GA-CORE」に望むことは何でしょうか? 現在、古川さんご自身は毎月20日に新譜をリリースなさっていますが、たとえば「GA-CORE」経由でお客さんから企画などを募集したうえで、それをもとに新譜を制作する、などといったことはご検討いただけないでしょうか?
   
古川: 「GA-CORE」さんが「M'sアート」のCDを扱ってくださったことで、より多くの方に曲を聴いてもらえるチャンスがいただけたと思っています。今回、こうして縁があってお声がけいただいたことには本当に感謝していますよ。それからお客様からの企画についてですが、もしいい企画で双方ともに納得のいくものであれば、ぜひ喜んで制作したいと思いますね。
   
鴫原: 本日はお忙しいところ、ご協力どうもありがとうございました。これからもますますのご活躍を期待しています!
   
       

★次回 第3回インタビューはTAITO ZUNTATAです 2009.03.04公開予定
特集アーカイブ