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株式会社アイエヌエイチ
株式会社ウェーブマスター
2009.05.13
 
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●『ストII』関連商品みだれ咲き
   
安部: その後、イメージアルバムが発売されます。
   
大野: 斉藤寛治さんのアレンジ。
   
下村: ありましたね。
   
安部: 仕事自体はお任せ系ですか?
   
大野: アレンジャー連れてカプコンに行ったな……。
   
安部: じゃあ、それはあまり作業はやられてない?
   
下村: そうですね。
   
大野: いつの間にかできていた(笑)。
   
下村: 私、キーボードの前に座って「こんな感じなんですよー」っていう斉藤さんを覚えているので、スタジオに1日だけ行ったような気がします。ただ単に1日立ち会うとかだったのかな? イメージアルバムもあって、ボーカルアルバムもあって、結構私も知らない間に色々出て(笑)。
   
安部: ムックに付いたのもありましたね。
   
大野: 確か「イメージアルバム」って名称を付けたのもこれが最初で。どちらかというと声優業界やアニメ業界で使っていた呼び名なので、そういう商品だと、カプコンに説明をした覚えがある。
   
安部: 当時は声優だけ使って、ラジオドラマで出すサントラに対してイメージアルバムと付けていました。
   
大野: 「アレンジアルバムと、イメージアルバムはどう違うんだって」いわれて(笑)。
   

 
●アルフ・ライラ・デ・ライブ
   
安部: アルフライラとして、バンドでは出てらっしゃったんですか?
   
下村: 出てましたね。91年、92年。日本青年館とかサンプラザでもやりました!
   
大野: ええ!?(笑)
Game Music Festival
~Super Live '92~

92年8月22日~23日に日本青年館で開催されたイベントのライブ盤。出演6バンドのうち、アルフライラ、ZUNTATA、S.S.T.BAND、ゲーマデリックの数曲をそれぞれ収録。下村さんはピアノで参加。
   
下村: 全部で6バンドぐらい出て。
   
大野: もう、そうなってからは俺全然関わってない。
   
下村: そうなんですか?
   
大野: 阿部(功)さんっていた?
   
下村: OYAJIって呼ばれてた(笑)。彼も最後は出ていないはずですよ。最初 のライブのときは出てるんですよね。ギター弾いてた。多分……それがサンプラ ザ? どっちがサンプラザ?
   
安部: 1回目の91年ですね。ゲームミュージックフェスティバル(系)には、 アルフライラ名義では91年から4回出ていることになってるんですが、下村さん ご自身は何回くらいステージに?
   
下村: ステージは2回しかやって無いですね。
   
大野: ブギー大山さんが ボーカルでやったのが1回目。
   
下村: そうですね。
   
大野: 2回目は俺もう関わってないのかな……。
   
下村: 2回目は、大野さんのご紹介で……。
   
大野: 辰巳くん?
   
下村: そうそう! 辰巳さんと、ギターが上田さん。あと、天白さんってキーボードの方と…。
   
大野: じゃあ、それは(自分が)関係してるね。
   
下村: 忘れないで下さい よ(笑) 最後は社員が藤田君と私だけのふたりで、その後は私も辞めちゃって。
   
安部: ちょっとさかのぼって、アルフ・ライラ・ワ・ライラのお話を。初代は特に活動的なことは?
   
下村: 初代って、多分、本当の初代は私が居ないときで、私の先輩たちの女性4人ですね。
   
安部: 初代では下村さんいらっしゃらないんですね。
   
下村: 「女性だけの」ってやってたときは、私、居ないんです。
   
安部: あれはなぜ、そんな経緯になったんでしょう?
   
大野: 結局、各社色々バンドで名前付けるという流れがあって、それじゃカプコンも付けましょうと。最初に名前が使われたのは、G.M.OのカプコンゲームミュジックVOL.2からです。
   
下村: そうですね。本当の初代は、アルフ・ライラ・ワ・ライラで、女性4人がアラビアンな格好をしていて。
   
大野: アーティスト写真を、どこかの撮影写真館に行って撮ったって言ってたなあ 。
   
安部: 普通に写真館で撮ったんですか(笑)
   
大野: なんか、すごい気合いはいってるなあって思った。
   
安部: ライブ用に正式なメンバーは決まっていなかったんですか?
   
下村: そうですね、基本的にただのサウンドチームだったんで。S.S.T.さんとか、ZUNTATAさんとか、すごい人気もあって、しっかり「バンド活動」されてるって感じじゃないですか。そこまではさすがに無理だから、なんとか、とりあえずみんなできる楽器を出してみて……で、「ドラムいねえ!」ってことになって(笑)
   
  (一同笑)
   
下村: そんな感じで、時代の流れに強引に乗らなきゃいけなかった。
   
大野: ファンからも「カプコンは、ゲームライブに出ないのか?」って声があがってたし。
   
下村: 「カプコンもやろうよね?」みたいな。社員+サポートを2人入れてやったときは、基本的にみんな自力で演奏してたんです。私はピアノ弾いてたし。よく覚えてるエピソードとしては、春麗の曲をやるときに、この曲はさすがにピアノを入れられなくて、私、中華の鈴を振ってたんですよ。そしたら、大野さんに「ぴぃちゃん、それはどうかな?」って言われて! 「でも、ほかにやることないし、手持ち無沙汰なんですよ!」って。自分でもどうかなと思ってたんですけど。「買ってきたんだし、しょうがないじゃんって!」。
   
大野: そんな中華の鈴、どうしたの?
   
下村: 買って きたんですよ、そのパートのために。
   
大野: ずっと裏拍で、んちゃ、んちゃ、んちゃ、んちゃって(笑)。結構、リハ ーサルとかやったよね?
   
下村: やりました、やりました。五反田のリハスタでやりました。
   
安部: 毎回大阪から出てきてやってたんですか?
   
下村: やりましたよ。
   
大野: ライブの前、1週間前入りでリハやって……。
   
下村: ありましたねー! 1週間前入り!
   
安部: もう1回なんかやってくださいよ(笑)。
   
下村: いやー、絶対できません(笑) 恥ずかしいけど、懐かしいですね。私、ライブのCDが出てるって事をすっかり忘れていまして。ちょっと先の時代の話になっちゃうんですけど、スクウェアで、ロスの開発に行ったときに、アニメとか、ゲームミュージックのファンだっていう韓国人プログラマーの男性が居て、「これにサイン下さい」って、持ってきたのがそのアルバム(笑)。あの時はビックリしました。あれ、写真も出てるんですよね。「やーめーてー!!」みたいな。
   
  (一同笑)
   
下村: 結構恥ずかしい記憶ですね(笑)。
   

 
●G.M.O.? I.M.O.? ネーミング秘話あれこれ
   
下村: もともと私はアルフ・ライラ・ワ・ライラのメンバーでは無かったんです。ところが、会社説明会をヒルトンホテルでやるときに、イベントで「アルフ・ライラ・ワ・ライラ」の演奏会をするからって言われて、「あー、そうなんですか」って聞いてたら、「君も出るんだよ」「えっ!!」って。あれよあれよという間にアラビアンな格好をさせられて、なんか、わからないままキーボードの前に立ってたことがあります。
   
  (一同笑)
   
安部: その時は、もうアルフ・ライラ・ワ・ライラではあったんですよね?
   
下村: そうですね。女性4人で。
   
大野: 藤田さんと、圭(TAMAYO)ちゃんと、松前さんと、民谷さんね。ライブをやる時に「ワ・ライラ」が、もう、うっとおしいからって、省略しちゃった。
   
下村: そうそう、なんか長いから、「アルフ・ライラ」でいいじゃんって。
   
大野: で、意味が通じなくなる。
   
下村: 「千夜一夜」が、「千夜」になりましたということで、意味が変わっちゃった。
   
大野: スペルまで変えちゃったんだよ。
   
下村: もともと、アラビア語だからスペルが無かったんですよね。
   
安部: 「ALFH」は後付けなんですか?
   
下村: たぶん、アルフだったらこうじゃないかな?って。さらに、私が辞めたあとに、「ALPH」にまた変わってるんですよ。
   
安部: 意外とGMバンドの中では資料が残ってないバンドですね。
   
下村: そうですね。カプコンって、本名を出さない会社だったということと、あと、サウンドだけが特別に目立つのもよくないですし。そうなると、名前も出す出さない、みたいな話になって……私は……イベントとか出たので、本名が出ることはあったと思うんですが、スタッフロールでは最後まで本名では出てないはずです。
   
大野: 「ぴぃ♪」だよね。
   
下村: なんやねんその、「ぴぃ♪」っていうのは!(笑)
   
安部: 最初が「おいものようちゃん」ですもんね(笑)
   
下村: あ、そうそう、そうなんですよ(笑)
   
大野: 何、それ?
   
安部: 前回登場したデビュー作『サムライソード』のエンディングでは「おいものようちゃん」と書いてあります(笑)。
   
  (一同笑)
   
下村: それは……私がいつも会社でお昼ご飯を買ってくるときに、近くにてんぷら屋さんがありまして。私、サツマイモのてんぷらが大好きで、必ずそこで1個買って帰るんですよね。おにぎりと、さつまいものてんぷら1個。それを目撃されて、いつの間にかそうなっちゃったみたいなんですよね(笑)。
   
  (一同笑)
   
安部: お願いしてないんですね。
   
下村: (スタッフクレジットをどうするか聞かれたときに)そんな、呼び名とか無いし、どうしようとかいって。じゃあ、ようこだから、「ようちゃん」とかでいいよーといったら。
   
安部: おいものようちゃん(笑)
   
下村: おいものようちゃん!
CAPCOM GAME MUSIC
初期カプコンの名作を凝縮した必聴盤。『魔界村』、『ソンソン』などのメジャー曲から、『闘いの挽歌』、『ガンスモーク』、『セクションZ』など、当時のカプコン・アーケードならではの切ないメロディと音色が胸を打つ。
   
安部: その名義はあれっきりなんですか?
   
下村: そうですね、あれっきりですね(笑)。
   
大野: そういえばG.M.O CAPCOM 1の『魔界村』のイラストって本当に芋版で作ったんだよ。
   
安部: あれ、芋版なんだ(笑)
   
一同: 芋版なんだ! 芋版? 芋版!! 知らなかったー!
   
  
  次回は、伝説のアルバム『熱唱!ストリートファイターII』秘話をお届けします!




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★次回 下村陽子インタビュー 3/4 は、2009.05.20公開です
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