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都議会最終日 青少年健全育成条例改正案が否決

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2010年6月16日


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 都議会の第2回定例会はきょう、最終日を迎えました。争点だった過激な性描写のある漫画を子どもの目に触れないように規制しようという都青少年健全育成条例の改正案は民主などの反対で否決されました。
 民主党は「知事自らが不備を認める改正案は撤回し再度責任の持てる案を提出するよう求めており、本議案には反対する」(滝口学都議)と述べるなど、議案に反対していましたが、採決の結果、起立少数で否決されました。都議会で知事提出の条例案が否決されたのは青島知事の時代以来12年ぶりです。知事は閉会後に民主党控え室を訪れ、きょうの討論の中に事実と反することがあったとして「正確にものを言ってもらいたい。日本語の解読能力がないな、君らは」と抗議する一幕もありました。また石原知事は記者団には「数が通れば道理が引っ込む典型的な例。反対のための反対を数に任せて通せば行政の能率は上がらないし都民が迷惑するだけ」と述べ、代案も出さずにかたくなに反対した民主の姿勢をあらためて批判しました。
 石原知事は過激な性描写のある漫画の区分陳列を目指す意向に変わりはなく、修正を加えて9月の議会に再提出する構えです。