|
|
|
●GA-CORE オープン前夜 |
|
|
|
罰帝: |
@古本市場そのものは以前から動いていたんですよね? |
|
|
大野: |
そうですね。@古本市場では、その名の通り古本をはじめ新品・中古ゲームハード・ソフト、CD/DVDという非常にたくさんの商品を扱うサイトです。サイトの利便性も良く、どこよりも安い商品があったり、魅力の高いお店だと自負していますが、この何十年と、非常に濃いというか狭くて深いものを手がけてきたこともありマニアックな方向性に飢えて来たのかな?何かないかな?と考えていました。 |
|
|
罰帝: |
それで、ゲームミュージックとアニメーションに特化した専門店にしようと思われた? |
 |
 |
 |
|
大野: |
正確に言うと、そのきっかけになったというか、背中を押されるきっかけになったイベントがありました。前出の5pb社(元サイトロンOB多数在籍)が主催した「EXTRA」というゲーム音楽のイベントでした。懐かしい顔がたくさん揃っていることもあり、招待状をもらって会場に行ったところ、予想より大きな会場にお客さんがびっしりで。 |
|
|
罰帝: |
事情により当方は行ってないのでよくわかりませんが、かなり盛り上がってはいたようですね。 |
|
|
大野: |
昔を懐かしむファンでいっぱいなのかな? という予想に反して、若いお客さんもたくさん詰めかけていました。それに、ほとんどの出演者は何かしら一緒に仕事をしたことのある面々でした。「腕はおとろえてないの?」なんて多少意地悪にみてたら、これが皆ライブステージが進化している、単なるノスタルジーでなく今の音楽シーンやファン層に溶け込んでいる。これにはビックリ!! |
|
|
罰帝: |
TAMAYOさんや、古川さん、セガの方々と久しぶりに会われて? |
|
|
大野: |
ええ、自分は、このジャンルからリタイヤしてしまっているのに、みんなはゲームミュージックというジャンルを進化させ続けているんだって。頭を殴られたような気がしました。おまけに主催の志倉社長に「大野さんのDNAを受け継いでることを証明するためにどんな赤字でも続けていくんです。」って言われて……。 |
|
|
罰帝: |
うわー、泣ける話ですね。志倉さんって、ご自身でもイイ曲作れる方なのに、そんなお考えで活動されてたとは、ちょっと感動しました。 |
|
|
大野: |
それで、「これはいけない、自分でできることは?」と考えることになり、ゲームミュージックを進化させ続けるアーティストがいてそれを支持するこんなにたくさんのファンがいるんだから、いま自分がやっている通販サイトで、このジャンルを支持する人の集まる専門店を開こう! と決めたんです。 |
|
|
罰帝: |
制作側とファンのつながりを重視するという部分で、とても大野さんらしい決断だと思います。 |
|
|
|
|
|
●GA-COREの野望 |
|
|
罰帝: |
さて、いよいよGA-COREがオープンするところですが、まずはスーパースィープさんの商品を取り扱う流れは、やはり細江さんとのつながりですよね? |
|
|
 |
大野: |
細江さんには多少無理を言って、スイープレコード商品を扱わせてもらうことになりました。八木氏もいるし。 |
|
|
罰帝: |
やはりメジャー流通作品を中心に? |
|
|
大野: |
いや、それは制限する考えはないですね。良いゲームミュージックなのに、インディーズでしか流通していないものもありますし、そういった作品をGA-COREを通じて知ってもらって、より広く皆さんに届けられるならどんどんやっていきたいです。確かにスーパースィープさんのアルバムはメジャー流通しているので他のお店でも買えますが、ここに来れば何か新しい、楽しいことがあって、ゲーム音楽を愛する作る人も支持する人も集える「サロン」みたいにしたいと思ってます。 |
|
|
罰帝: |
今後、このサイトでの限定商品や企画商品などを発売してゆく予定は? |
|
|
大野: |
アイディアはいろいろあります。限定CD-R先着販売とか、レア物1点ものコーナーとか、過去の経験を活用するならゲーム音楽ライブ生配信とか、ネットラジオもありだし。いっぱい思いつくな~。 |
|
|
罰帝: |
ファン側としても期待できる発言ですね! ぜひお願いします。 |
|
|
大野: |
この特集も、今後たくさんのゲーム音楽コンポーザーの方に出て頂いて、ゲーム音楽列伝としてお話をしてもらいたいし、試しにこんな曲出来たけど、みんなどうかな? と言ったりできるような、それぞれの活動などが集約された情報拠点にしたい。 |
|
|
罰帝: |
大野さんの「昔の血が騒いでいる」感じが、ここまでダイレクトに見えてるのって珍しいですね(笑) |
|
|
大野: |
とにかくここでは、他ではめったに会話に登らないような、「コア」なゲームミュージックの話が年がら年中されているところにしたいですね。 |
|
|
|
|
|
●「G」「A」に込められた意味とは……? |
|
|
罰帝: |
ところで「GA-CORE」のGとAは、ゲームミュージックとアニメーション……アニメーションの方はミュージックじゃないんですか? |
 |
|
|
大野: |
アニメーションのほうは、後ろに何が入ってもいいと思ってるんです。アニメーションフィギュアかもしれないし、アニメーションコミックかも知れない。まだまだ今後発展するでしょう。GとAは、それぞれが専門店として分かれていってもいいし、他に「○○コア」が増殖してもいいと思っています。とにかく特定のジャンルを深く知る人たちが集まって、狭いけれどいつも楽しい店、そういう展開にしていきたいと思っています。 |
|
|
罰帝: |
「食玩コア」とか「電車コア」とか? |
|
|
大野: |
最初からそんな無茶振りしないで(苦笑) |
|
|
|
|
|
罰帝: |
……そろそろお時間ということで、ここまでということになりました。本日はどうもありがとうございました。僕自身も以前から聞きたかったことがいろいろ確認できて大変有意義なインタビューでした。 |
|
|
大野: |
今後も頑張って行きますので、ご意見アイディアございましたら下記までお寄せください。あ。そこのゲームミュージックに関わったあなた。GA-COREと組みませんか? |
|
⇒関係者お問い合わせはこちら |
|
2008年12月8日 株式会社ユーブックにて |
 |
 |
 |