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「改心」の太蔵氏 復活へ1人“ローラー作戦”
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「なんで坊主にしたんですか?」と至る所で声を掛けられる杉村太蔵氏
Photo By スポニチ |
朝は駅前、昼は商店街や百貨店、夕方には再び駅前に立つ。杉村氏は、これを出馬表明翌日の今月4日から繰り返している。ターゲットは人込み。「改心」を込めた丸刈り頭で雇用問題などを訴え、若者からは「タイゾーさんっすよね?頭どうしたんすか?」と声を掛けられることもある。
スタッフは同行せず、1人で動く。移動は電車。「過去の言動で国民のみなさまに申し訳ないことをした。でも今は違います」と強調する。
党関係者によると、当初、杉村氏は立候補する予定はなかった。推薦したのは党の共同代表の与謝野馨氏。杉村氏は05年の衆院選に当選し、翌06年から与謝野氏のもとで政策などを学んできた。
党内でも擁立には反対の声が多かったが、与謝野氏が幹部らを納得させた。陣営は「以前に比べて礼儀も主張もしっかりしている。会って話を聞いてもらえれば、いかに改心したかが分かってもらえる」と話し、「太蔵用マップ」を製作。東京都の地図を拡大し、特に人が多く集まる駅、商店街、団地などを重点的にマークした。効率よく回るためだ。今後の選挙戦も地元の北海道と都内に集中させる。陣営は「生の太蔵が本気で走り回っている姿を1人でも多くの人に見てもらいたい」としており、東京ローラー作戦で勝機を見いだしたいようだ。
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