3農場で感染疑い 高鍋、川南

(2010年5月29日付)

 県は28日、高鍋、川南町の3農場で新たに口蹄疫の感染疑いがある牛、豚を確認したと発表した。飼育している計2779頭はすべて殺処分される。また、西都市尾八重に避難している県家畜改良事業団(高鍋町)の種雄牛5頭について、27日に採取した検体を遺伝子検査し、陰性反応であることを確認。1週間の経過観察は終了したが、さらに6月4日まで経過観察を行う。

 県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、感染・感染疑いは224例目。殺処分対象は計15万5182頭(牛2万2547頭、豚13万2619頭、ヤギ・羊16頭)。3農場は、養豚1、肉用牛繁殖1、酪農1農場。

 3農場は27日までに宮崎家畜保健衛生所が症状を確認。いずれの農場も動物衛生研究所海外病研究施設(東京)の遺伝子検査で陽性反応を確認している。