経営支援など補正予算可決 県議会臨時議会

(2010年5月29日付)

 県議会は28日、臨時議会を開会。口蹄疫被害に遭った農家への経営支援策などを盛り込んだ一般会計補正予算案、議員発議による「口蹄疫に対する十分な措置等を求める意見書」など2議案を可決、請願1件を採択して閉会した。

 補正額は81億167万円。内訳は、口蹄疫感染・感染疑いにより殺処分した家畜の評価額の5分の1補助(5分の4は家畜伝染病予防法により国が補助)に50億円、県内市場の閉鎖に伴う出荷遅れ対策に15億8167万円、被害農家への指導・支援を行うために雇用する県や市町村、農協職員OB30人の人件費1億円など。同会計総額は5888億7616万円となった。

 同日は、口蹄疫被害の拡大を受け、審議の迅速化を図る目的で委員会付託を省略し、代わって全員協議会を開催。議案説明の後、議員15人が質疑を行った。