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「県境で防御」 農水副大臣、隣県知事と意見交換
(2010年5月29日付)
政府の口蹄疫現地対策チーム本部長・山田正彦農水副大臣は28日、熊本市の九州農政局で、本県と隣接する熊本、鹿児島、大分県の知事らと意見交換した。本県の発生地域やその周辺での消毒作業の現状などを県側に説明、県境を「第2次防御ライン」とし、水際対策の徹底を呼び掛けた。
意見交換は、ウイルスの封じ込めに協力してもらおうと対策チームが3県に呼び掛け、蒲島郁夫熊本県知事、大分、鹿児島両県の副知事らが出席した。
対策チームから県側に、国が費用負担することを約束し、県境を中心に主要国道などでの消毒作業の実施を呼び掛けた。
終了後、山田副大臣は記者団の質問に対し、「ワクチンを接種したが、隣県への感染の飛び火も可能性がある。県境を第2次防御ラインと考え、しっかり防疫をやってほしい」と話していた。
蒲島知事は、車両に対する防疫として県境での消毒プールの活用を検討している考えを明らかにし、「(意見交換で)情報共有が図られたことで、国、県を越えた連携が進むのではないか」と述べた。