県内101校修学旅行変更 県教委

(2010年5月29日付)

 県教委の渡辺義人教育長は28日、口蹄疫の感染拡大により県内小中高校や特別支援学校で、4〜6月に予定されていた行事の延期や中止が相次いでいることを県議会全員協議会で明らかにした。

 黒木正一議員(自民、東臼杵郡区)の質疑に答えた。渡辺教育長は「修学旅行は(県内)192校のうち101校が日程を延期、または行き先を変更。運動会は、45校のうち36校が日程やプログラム内容を変更した」と話した。

 児湯地区の児童生徒26人が、防疫対策として自主的に登校を控えるなどしていたことも明らかにした。渡辺教育長は「心的ストレスにより、不登校傾向になった児童生徒もいたが、今は元気に登校している」とし、支援体制については「課題を与えたり、電話で学習をサポーするなど適切な支援に努めている」と述べた。

 県教委学校政策課によると、4〜6月の間に予定されていた参観日や家庭訪問、PTA関連などの行事について日程変更があったのは282校、中止は281校だった。