口蹄疫支援で緊急決議 県商工会連合会

(2010年5月29日付)

 県商工会連合会(松沢衛会長)の本年度通常総会は28日、宮崎市の宮崎観光ホテルであった。口蹄(こうてい)疫で関係市町村から協力要請があった場合、生活必需品の供給などを行う支援活動に関する緊急決議案を可決した。

 県内39商工会のうち、37人の会長が出席した。川南町商工会の津江章男会長は口蹄疫発生からの地元の現状を紹介。「集会などが中止となり、飲食業で売り上げが前年度比80〜90%減っている。県内全域の経済活動にも影響が及んでおり、全産業を支援する形での法整備を行うべきではないか」と窮状を訴えた。

 このほか、新しい専務理事に、前県総合博物館長で4月から同連合会参事を務める後藤厚一氏を選任した。任期は2012年5月末まで。