7カ所で感染疑い 高鍋農高農場も

(2010年5月25日付)

 県は24日、川南、新富、都農町の6農場と高鍋町の高鍋農業高で新たに口蹄疫の感染疑いがある牛、豚を確認したと発表した。飼育している計1005頭はすべて殺処分される。このうち川南町の肉用牛繁殖農場には管理者が同じ関連農場が同町内にあり、この農場の牛18頭も殺処分の対象となった。

 感染・感染疑いは200例、殺処分対象は計14万5358頭(牛1万9303頭、豚12万6040頭、ヤギ、羊15頭)となった。

 県口蹄疫防疫対策本部によると、6農場は肉用牛繁殖4、肉用牛肥育2農場。同校では畜産科が牛53頭、豚281頭を飼育している。

 6農場と同校では23日までに宮崎家畜保健衛生所が症状を確認。動物衛生研究所海外病研究施設(東京)がいずれの農場の検体からも陽性反応を確認した。

 また、肥育牛から感染疑いが出た西都市茶臼原の農場を中心とした家畜の移動・搬出制限区域を追加。種雄牛「忠富士」に感染疑いが確認された同市尾八重の仮設農場を中心とした移動制限区域も設定した。