1市4町で22例確認 感染疑い6007頭処分へ

(2010年5月23日付)


 県は22日、西都市と川南、高鍋、新富、木城町の22農場で口蹄疫に感染した疑いのある牛や豚を新たに確認したと発表した。飼育していた牛や豚6007頭はすべて殺処分される。このうち川南町で豚690頭を飼育する農場には管理者が同じ農場が町内にあり、そこで飼育する豚367頭も殺処分の対象になる。

 感染・感染疑いは2市5町で計181例、殺処分対象は13万6265頭(牛1万7734頭、豚11万8526頭、ヤギ5頭)となった。

 県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、19〜21日に各農場から宮崎家畜保健衛生所に通報があり、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)で遺伝子検査の結果、陽性を確認した。

 また、県は20日に感染疑いを確認した都農町の繁殖牛農場を中心にした、移動・搬出制限区域を22日までに追加。区域は従来より北東約6キロに拡大した。